制限は、仮想マシンに割り当てることができる CPU、メモリ、またはストレージ I/O リソースの上限を指定します。

サーバは、予約より多くの量を仮想マシンに割り当てることができますが、システムに未使用のリソースがあっても、制限を超える割り当ては行いません。 制限は、具体的な単位 (メガヘルツ、メガバイト、または 1 秒あたりの I/O 処理数) で表されます。

CPU、メモリ、およびストレージ I/O リソースの制限は、デフォルトでは制限なしです。 メモリの制限が制限なしのときは、仮想マシンを作成するときに構成されたメモリの量が事実上の制限になります。

ほとんどの場合、制限を指定する必要はありません。 制限には、メリットとデメリットがあります。

  • メリット: 少数の仮想マシンから使用をはじめて、ユーザーの要望に対応する場合に、制限を割り当てると役立ちます。 仮想マシンを追加するごとに、パフォーマンスは低下します。 制限を指定することによって、使用可能なリソースが少なくなることをシミュレートできます。
  • デメリット: 制限を指定すると、アイドル リソースが無駄になることがあります。 システムが活用されていない状態で、アイドル リソースが使用可能な場合でも、システムは、制限以上のリソースを仮想マシンが使用することを許可しません。 適切な理由がある場合にのみ制限を指定します。