仮想マシンに相対的なシェアの量を割り当てることで、重要度に基づいて仮想マシンにストレージ I/O リソースを割り当てることができます。
仮想マシンのワークロードが非常に似ている場合を除き、シェアは、1 秒あたりの I/O 処理数や MB 数で割り当てを指定するとはかぎりません。高いシェアの仮想マシンは、低いシェアの仮想マシンと比べて、ストレージ デバイスやデータストアでより多くの同時 I/O 処理を保留状態に保つことができます。ワークロードに応じて、2 台の仮想マシンのスループットがそれぞれ異なることがあります。
前提条件
仮想マシン ストレージ ポリシーの作成および仮想マシン ストレージ ポリシーの共通ルールの定義については、『vSphere のストレージ』を参照してください。
手順
- vSphere Clientで、仮想マシンを参照して移動します。
- データセンター、フォルダ、クラスタ、リソース プール、またはホストを選択して、仮想マシンを検索します。
- [仮想マシン] タブをクリックします。
- 仮想マシンを右クリックし、[設定の編集] をクリックします。
- [仮想ハードウェア] タブをクリックし、リストから仮想ハード ディスクを選択します。[ハード ディスク] を展開します。
- ドロップダウン メニューから [仮想マシン ストレージ ポリシー] を選択します。
ストレージ ポリシーを選択する場合は、手動で
[シェア] と
[制限 - IOPS] を構成しないでください。
- [シェア] のドロップダウン メニューをクリックし、仮想マシンに割り当てるシェアの量(低、標準、または高)を選択します。
[カスタム] を選択するとユーザー定義のシェア値を入力できます。
- [制限 - IOPS] のドロップダウン メニューをクリックし、仮想マシンに割り当てるストレージ リソースの上限を入力します。
IOPS は、1 秒あたりの I/O 処理数です。デフォルトでは、IOPS は制限なしです。低 (500)、標準 (1000)、または高 (2000) を選択します。[カスタム] を選択してユーザーが定義するシェアの値を入力することもできます。
- [OK] をクリックします。