アドミッション コントロールは vSphere HA が使用するポリシーです。これにより、クラスタ内のフェイルオーバーのキャパシティが確保されます。
許容されるホスト障害の数を増やすと、可用性の制約や予約キャパシティが増えます。ホストのフェイルオーバー キャパシティ用に一定割合の永続的なメモリを予約できます。これはブロックされる実際のストレージ容量であり、ホストのパワーオフを考慮する必要があります。
[クラスタ設定の編集] で [アドミッション コントロール] を選択して、ホストで許容する障害の数を指定できます。
次で定義された CPU/メモリ予約を選択した場合について以下に示します。
- [クラスタ リソースの割合 (%)]。クラスタ内の仮想マシンで永続的なメモリを使用していない場合でも、クラスタ内の永続的なメモリ容量の一部はフェイルオーバー専用となります。この割合は、オーバーライドで指定できるほか、[許容するホスト障害] 設定に従って自動的に計算されます。PMEM アドミッション コントロールを有効にすると、PMEM をディスクとして使用している仮想マシンがある場合でも、PMEM キャパシティがクラスタ全体で予約されます。
- [スロット ポリシー(パワーオン状態の仮想マシン)]。永続的なメモリのアドミッション コントロールでは、永続的なメモリ リソースに対してのみ、クラスタ リソースの割合 (%) ポリシーを使用してスロット ポリシーをオーバーライドします。割合の値は、[クラスタで許容するホスト障害] 設定から自動的に計算され、オーバーライドすることはできません。
- [専用フェイルオーバー ホスト]。専用のフェイルオーバー ホスト上の永続的なメモリはフェイルオーバー専用であり、これらのホスト上に永続的なメモリを持つ仮想マシンをプロビジョニングすることはできません。
注: アドミッション コントロール ポリシーを選択した後、
[永続的なメモリのフェイルオーバー キャパシティの予約] チェックボックスをクリックして PMEM アドミッション コントロールを有効にする必要もあります。