使用する ESXi 環境に適切なリソース割り当て設定(予約、制限、シェア)を選択します。

次のガイドラインは、仮想マシンのパフォーマンスを向上させるのに役立ちます。

  • [予約] では、ユーザーが使用可能にしたい量ではなく、条件に合った最小の CPU またはメモリの量を指定します。予約によって表される具体的なリソースの量は、仮想マシンの追加や削除など、環境を変更しても変化しません。ホストは、仮想マシンの制限、シェア数、および需要予測数に基づいて、使用可能な追加のリソースを割り当てます。
  • 仮想マシンの予約を指定する場合、すべてのリソースをコミットしないでください (10% 以上を未予約にしてください)。システム内のすべての容量が完全に予約された状態に近づくほど、アドミッション コントロールに違反せずに予約とリソース プール階層に変更を加えることが困難になっていきます。DRS の有効なクラスタでは、クラスタの容量またはクラスタ内の個々のホストの容量を完全にコミットする予約によって、DRS が仮想マシンをホスト間で移行できなくなることがあります。
  • 合計使用可能リソースが頻繁に変化することが予想される場合は、[シェア] を使用して、仮想マシン間で適正にリソースを割り当てます。[シェア] を使用していて、ホストをアップグレードする場合、各シェアがより多くのメモリ、CPU、またはストレージ I/O リソースを表していても、各仮想マシンの優先順位は変わりません (同じシェア数のままです)。