リソース プール内の仮想マシンをパワーオンする場合、または子リソース プールの作成を試みる場合、システムは追加のアドミッション コントロールを実行して、リソース プールの制限に違反しないことを確認します。

仮想マシンをパワーオンしたり、リソース プールを作成したりする前に、vSphere Client[リソース予約] タブを使用して、リソースが十分にあることを確認します。CPU とメモリの[使用可能な予約]値で、未予約のリソースが表示されます。

使用可能な CPU とメモリ リソースの計算法、およびアクションが実行されるかどうかは、[予約タイプ]によって決まります。

表 1. 予約タイプ
予約タイプ 説明
[固定] 選択されたリソース プールに予約のないリソースが十分にあるかどうかをシステムが確認します。ある場合、アクションを実行できます。ない場合、メッセージが表示され、アクションを実行することはできません。
[拡張可能]

(デフォルト)

システムは、選択されたリソース プールおよび直接の親のリソース プール内で使用可能なリソースを考慮します。親のリソース プールでも [拡張可能な予約] オプションが選択されている場合は、その親のリソース プールからリソースを借りることができます。[拡張可能な予約] オプションが選択されているかぎり、リソースの借用は、現在のリソース プールの先祖から繰り返し発生します。このオプションを選択しておくと、柔軟性が高まりますが、同時に保護が弱くなります。子リソース プールの所有者は、予想以上のリソースを予約することがあります。

事前構成された [予約] または [制限] の設定に違反することはできません。リソース プールを再構成するごとに、または仮想マシンをパワーオンするごとに、システムはすべてのパラメータを検証して、すべてのサービス レベルを保証できるようにします。