メモリの増設など、ホストの保守作業を行う必要がある場合は、ホストをメンテナンス モードにします。ホストは、ユーザーの要求があった場合のみ、メンテナンス モードを開始または終了します。

メンテナンス モードに切り替えるホストで実行中の仮想マシンは、別のホストに (手動で、または DRS によって自動的に) 移行するか、シャットダウンする必要があります。ホストは、稼働中のすべての仮想マシンがパワーオフされるか別のホストへ移行されるまで、[メンテナンス モードに切り替えています] と表示された状態になります。メンテナンス モードのホストで仮想マシンをパワーオンしたり、そのホストに仮想マシンを移行したりすることはできません。

ホスト上に実行中の仮想マシンがなくなると、ホストのアイコンが変化して [メンテナンス中] が組み込まれ、ホストのサマリ パネルに新しい状態が表示されます。メンテナンス モードの間は、そのホストでは、仮想マシンをデプロイしたり、パワーオンしたりすることはできません。

注: DRS は、要求されたモードにホストが切り替わると vSphere HA のフェイルオーバー レベルに違反することになる場合、メンテナンス モードまたはスタンバイ モードに切り替わるホストから仮想マシンが移行することを推奨 (完全自動モードの場合は実行) しません。

手順

  1. vSphere Client で、ホストを参照して移動します。
  2. ホストを右クリックして [メンテナンス モード] > [メンテナンス モードへの切り替え] を選択します。
    • ホストが一部自動化された、または手動の DRS クラスタの一部である場合は、[クラスタ] > [監視] > [DRS] > [推奨]の順に移動して、[推奨事項の適用] をクリックします。
    • ホストが、自動化された DRS クラスタの一部になっている場合、メンテナンス モードに切り替わると、仮想マシンは別のホストに移行します。
  3. 該当する場合は、[はい] をクリックします。

結果

[メンテナンス モード] > [メンテナンス モードの終了] を選択するまで、ホストはメンテナンス モードです。