複数の仮想マシンを同時にパワーオンできます(グループ パワーオン)。
グループのパワーオンの試行に選択する仮想マシンは、同じ DRS クラスタにある必要はありません。クラスタをまたがって選択できますが、同じデータセンター内にある必要があります。また、DRS 以外のクラスタまたはスタンドアロン ホストにある仮想マシンを含めることもできます。これらの仮想マシンは自動的にパワーオンされますが、初期配置の推奨には含まれません。
グループ パワーオンの初期配置に関する推奨は、クラスタ単位で提供されます。グループのパワーオンの試行に関する配置関連のすべてのアクションが自動モードの場合、初期配置の推奨は表示されずに、仮想マシンがパワーオンされます。いずれかの仮想マシンの配置関連のアクションが手動モードである場合は、すべての仮想マシン(自動モードである仮想マシンを含む)のパワーオンは、手動で行われます。そのようなアクションは、初期配置の推奨に含まれています。
パワーオンする仮想マシンが属する DRS クラスタごとに、必要なすべての前提条件が含まれた単一の推奨が作成されます(または、推奨は作成されません)。このようなクラスタ固有の推奨は、[パワーオン推奨] タブの下にまとめて表示されます。
自動モードでないグループのパワーオンが試行され、初期配置に関する推奨の対象外である仮想マシン(スタンドアロン ホストまたは DRS 以外のクラスタにある仮想マシン)が含まれている場合、vCenter Server はこれらの仮想マシンを自動的にパワーオンしようとします。このパワーオンが成功すると、[パワーオン開始] タブの下に仮想マシンが一覧表示されます。パワーオンに失敗した仮想マシンは、[パワーオン失敗] タブに一覧表示されます。
グループ パワーオン
ユーザーは、グループのパワーオンを試行するために、同じデータセンターにある 3 台の仮想マシンを選択します。最初の 2 台の仮想マシン (VM1 と VM2) は、同じ DRS クラスタ (Cluster1) にあり、3 番目の仮想マシン (VM3) はスタンドアロン ホストにあります。VM1 は自動モードで、VM2 は手動モードです。このシナリオでは、VM1 と VM2 をパワーオンするアクションで構成された Cluster1 の初期配置の推奨が([パワーオン推奨 ] タブに)表示されます。VM3 のパワーオン試行は自動的に行われ、成功した場合、[パワーオン開始] タブに表示されます。この試行が失敗した場合は、[パワーオン失敗] タブに一覧表示されます。