ESXi は、ラージ ページ サイズに対して限定的なサポートを提供しています。

x86 アーキテクチャにより、システム ソフトウェアで 4 KB、2 MB、および 1 GB のページを使用できます。4 KB のページはスモール ページと呼び、2 MB と 1 GB のページはラージ ページと呼びます。ラージ ページは、トランスレーション ルックアサイド バッファ (TLB) の負荷を軽減し、ページ テーブル ウォークのコストを削減します。これにより、ワークロードのパフォーマンスが向上します。

仮想化環境では、ラージ ページは、ハイパーバイザーとゲスト OS によって個別に使用できます。ラージ ページがゲストとハイパーバイザーによって使用された場合、パフォーマンスに著しい影響が及びますが、通常、ラージ ページがハイパーバイザー レベルでのみ使用された場合でも、パフォーマンスには影響が及びます。

ESXi ハイパーバイザーは、デフォルトでゲスト vRAM のバッキングに 2 MB のページを使用します。vSphere 6.7 ESXi は、1 GB ページでのゲスト vRAM のバッキングに対して限定的なサポートを提供しています。詳細については、「1 GB ページでのゲスト vRAM のバッキング」を参照してください。