アフィニティ ルールを使用することで、クラスタ内のホストへの仮想マシンの配置を制御できます。

次の 2 つのタイプのルールを作成できます。

  • 仮想マシンのグループとホストのグループとの間にアフィニティまたは非アフィニティを指定するために使用します。アフィニティ ルールは、選択した仮想マシンの DRS グループのメンバーが、指定したホストの DRS グループのメンバー上で実行できる、または実行する必要があることを指定します。非アフィニティ ルールは、選択した仮想マシンの DRS グループのメンバーが、指定したホストの DRS グループのメンバー上で実行できないことを指定します。

    このタイプのルールの作成と使用については、仮想マシンとホスト間のアフィニティ ルール を参照してください。
  • 個々の仮想マシン間のアフィニティまたは非アフィニティを指定するために使用します。アフィニティを指定したルールにより、DRS は指定された仮想マシンを、パフォーマンス上の理由などから同一ホスト上に保持しようとします。非アフィニティ ルールを使用すると、DRS は指定された仮想マシンを別々に配置しようとします。たとえば、1 台のホストに問題が発生しても、両方の仮想マシンを失うことはありません。

    このタイプのルールの作成と使用については、仮想マシン間のアフィニティ ルール を参照してください。

アフィニティ ルールの追加または編集時に、クラスタの現在の状態がルールに違反している場合、システムは操作を続行して違反を修正しようとします。手動、または部分的に自動化された DRS クラスタの場合、ルールの達成とロード バランシングに基づいた移行の推奨が表示され、許可が求められます。ルールを達成する必要はありませんが、ルールを達成するまで、それに対応する推奨が表示されます。

有効なアフィニティ ルールに、DRS で修正できない違反があるかどうかを確認するには、クラスタの [DRS] タブを選択し、[障害] をクリックします。現在違反があるすべてのルールについて、それに対応する障害がこのページに表示されます。障害を読んで、DRS がこの特定のルールに応じることができない理由を判断してください。ルール違反があると、ログ イベントも生成されます。

注: 仮想マシン間、および仮想マシンとホスト間のアフィニティ ルールは、個々のホストの CPU アフィニティ ルールとは異なります。