vSphere Client を使用して、暗号化された仮想マシンの再キー化(表層)を実行できます。ビジネスまたはコンプライアンス上の理由で、暗号化された仮想マシンの再キー化を実行する場合があります。

再キー化(表層)または再キー化(別名、再暗号化(表層))を使用すると、暗号化された仮想マシンで新しい(異なる)キー暗号化キー (KEK) を使用できます。再キー化操作は仮想マシンがパワーオン状態のときに実行できます。仮想マシンにスナップショットがある場合も、再キー化を実行できます。スナップショットが作成済みの暗号化された仮想マシンの再キー化は、単一のスナップショット分岐(ディスク チェーン)に対してのみ許可されます。複数のスナップショット分岐はサポートされていません。チェーン内のすべてのリンクを新しい KEK で更新する前に再キー化が失敗した場合でも、古い KEK と新しい KEK があれば暗号化された仮想マシンにアクセスできます。

前提条件

必要な権限:暗号化操作.キー サーバの管理

手順

  1. vSphere ClientvCenter Server にログインします。
  2. インベントリ リストを参照して、暗号化された仮想マシンを選択します。
  3. 暗号化された仮想マシンを右クリックし、[仮想マシン ポリシー] を選択します。
  4. [再暗号化] を選択します。
  5. [はい] をクリックします。
    暗号化された仮想マシンが新しい KEK で再キー化されます。
    注: 再キー化に失敗すると、イベント サブシステムから次のイベントがポストされます。
    com.vmware.vc.vm.crypto.RekeyFail