VMware vSphere Lifecycle Managerのパッチおよびアップグレードの管理権限は、適用可能なパッチ、拡張機能、アップグレードを表示、スキャン、修正する機能を制御します。

この権限は、階層内の異なるレベルで設定できます。たとえば、フォルダ レベルで権限を設定した場合、その権限をフォルダ内の 1 つ以上のオブジェクトに伝達できます。[必要とするオブジェクト] 列に示されるオブジェクトには、直接または継承のいずれか方法で権限が設定されている必要があります。

表 1. VMware vSphere Lifecycle Managerのパッチおよびアップグレードの管理権限
権限名 説明 必要とするオブジェクト
VMware vSphere Lifecycle Manager.パッチおよびアップグレードの管理.修正してパッチ、拡張機能、アップグレードを適用 ベースラインを使用している場合に、パッチ、拡張機能、またはアップグレードの適用による仮想マシンおよびホストの修正を許可します。また、コンプライアンス状態の表示を許可します。

ルート vCenter Server

VMware vSphere Lifecycle Manager.パッチおよびアップグレードの管理.適用可能なパッチ、拡張機能、アップグレードのスキャン ベースラインを使用している場合に、仮想マシンおよびホストをスキャンして適用可能なパッチ、拡張機能、またはアップグレードを検索することを許可します。

ルート vCenter Server

VMware vSphere Lifecycle Manager.パッチおよびアップグレードの管理.パッチおよび拡張機能のステージング ベースラインを使用している場合に、ESXiホストへのパッチまたは拡張機能のステージングを許可します。また、この権限で ESXiホストのコンプライアンス状態の表示も許可します。

ルート vCenter Server

VMware vSphere Lifecycle Manager.パッチおよびアップグレードの管理.コンプライアンス状態の表示 vSphere インベントリにあるオブジェクトのベースライン コンプライアンス情報の表示を許可します。

ルート vCenter Server