TLS 構成ユーティリティは、スクリプトがvCenter Serverを変更するたびにバックアップを実行します。特定のディレクトリに対するバックアップが必要な場合は、手動バックアップを実行できます。

ESXi構成のバックアップはサポートされていません。

vCenter Serverの場合、デフォルトのディレクトリは /tmp/yearmonthdayTtime です。

手順

  1. ディレクトリを /usr/lib/vmware-TlsReconfigurator/VcTlsReconfigurator に変更します。
  2. 特定のディレクトリにバックアップを作成するには、次のコマンドを実行します。
    directory_path/VcTlsReconfigurator> ./reconfigureVc backup -d backup_directory_path
  3. バックアップが成功したことを確認します。
    バックアップが成功すると、次の例のようになります。表示されるサービスの順序は、 reconfigureVc backupコマンドの実行方法により、コマンドを実行するたびに異なることがあります。
    vCenter Transport Layer Security reconfigurator, version=7.0.0, build=15518531
    For more information refer to the following article: https://kb.vmware.com/kb/2147469
    Log file: "/var/log/vmware/vSphere-TlsReconfigurator/VcTlsReconfigurator.log".
    ================= Backing up vCenter Server TLS configuration ==================
    Using backup directory: /tmp/20200206T183550
    Backing up: vmware-rbd-watchdog
    Backing up: vmware-vpxd
    Backing up: vmcam
    Backing up: vmware-stsd
    Backing up: vmdird
    Backing up: vmware-sps
    Backing up: vmware-rhttpproxy
    Backing up: vami-lighttp
    Backing up: vmware-updatemgr
    Backing up: rsyslog
  4. (オプション) 後でリストアを実行する必要がある場合は、次のコマンドを実行します。
    reconfigureVc restore -d optional_custom_backup_directory_path