サード パーティによって提供された I/O フィルタを使用する場合、その I/O フィルタを ESXi ホスト クラスタにインストールします。
VMware パートナーは、vSphere APIs for I/O Filtering (VAIO) 開発者プログラムを通じて I/O フィルタを作成します。
フィルタ パッケージは、I/O フィルタ デーモン、I/O フィルタ ライブラリ、CIM プロバイダ、およびその他の関連コンポーネントが含まれている、ソリューション バンドルの ZIP パッケージとして配布されます。
通常、フィルタをデプロイするには、ベンダーによって提供されたインストーラを実行します。インストールは ESXi クラスタ レベルで実行されます。選択したホストにフィルタを直接インストールすることはできません。
注: vSphere 7.0 以降のクラスタに I/O フィルタをインストールする予定がある場合、クラスタに
ESXi 6.x ホストを含めることはできません。vSphere 6.x VAIO プログラムを使用して構築されたフィルタは
ESXi 7.0 以降のホストでは機能しません。これは、
ESXi 6.x では CIM プロバイダが 32 ビット、
ESXi 7.0 以降では 64 ビットであるためです。また、vSphere 7.0 以降の VAIO プログラムを使用して構築されたフィルタは、
ESXi 6.x ホストではサポートされません。
前提条件
- 必要な権限:Host.Configuration.Query パッチ
- I/O フィルタ ソリューションが VMware によって認定されていることを確認します。
手順
- ♦ ベンダーから提供されたインストーラを実行します。
インストーラにより、適切な I/O フィルタ拡張機能が vCenter Server にデプロイされ、フィルタ コンポーネントがクラスタ内のすべてのホストにデプロイされます。
クラスタ内の ESXi ホストごとに、ストレージ プロバイダ(VASA プロバイダとも呼ばれる)が自動的に登録されます。I/O フィルタ ストレージ プロバイダの自動登録が正常に完了した場合は、ホスト レベルでイベントがトリガされます。ストレージ プロバイダが自動登録に失敗すると、システムはホストでアラームを発生させます。