NVMe コントローラを追加するには、vSphere Client を使用します。コントローラを追加すると、コントローラに関連付けられている NVMe 名前空間を ESXi ホストで使用できるようになります。ESXi 環境内の名前空間を表す NVMe ストレージ デバイスが、ストレージ デバイス リストに表示されます。
前提条件
手順
- vSphere Client で、ESXi ホストに移動します。
- [設定] タブをクリックします。
- [ストレージ] で、[ストレージ アダプタ] をクリックし、設定するアダプタ (vmhba#) を選択します。
- [コントローラ] タブをクリックして、[コントローラの追加] をクリックします。
- コントローラを追加するには、次のいずれかのオプションを選択し、[追加] をクリックします。
オプション 説明 コントローラを自動的に検出 この方法は、使用可能なすべてのコントローラへの接続をホストが許容できることを示します。 - 検出コントローラについて、次のパラメータを指定します。
- NVMe over RDMA (RoCE v2) の場合は、IP アドレスと転送ポート番号。
- NVMe over TCP の場合は、IP アドレス、転送ポート番号、ダイジェスト パラメータ。
- [コントローラの検出] をクリックします。
- コントローラのリストから、使用するコントローラを選択します。
手動でのコントローラの詳細の入力 この方法を使用すると、ホストは次のパラメータを使用して、特定のコントローラへの接続を要求します。 - サブシステム NQN
- ターゲット ポートの ID。NVMe over RDMA (RoCE v2) の場合は、IP アドレスと転送ポート番号(オプション)。FC-NVMe の場合は、WorldWideNodeName および WorldWidePortName。
- NVMe over TCP の場合は、IP アドレス、転送ポート番号(オプション)、ダイジェスト パラメータ(オプション)。
- 管理キューのサイズ。コントローラの管理キューのサイズを指定するオプションのパラメータ。デフォルト値は 16 です。
- キープアライブ タイムアウト。アダプタとコントローラ間のキープ アライブ タイムアウト値を秒単位で指定するオプションのパラメータ。デフォルトのタイムアウト値は 60 秒です。
- IO キュー サイズと IO キュー番号。esxcli を使用した場合のみ設定できるオプションのパラメータ。
- 検出コントローラについて、次のパラメータを指定します。
結果
コントローラがコントローラのリストに表示されます。これでホストは、コントローラに関連付けられている NVMe 名前空間を検出できるようになります。ESXi 環境内の名前空間を表す NVMe ストレージ デバイスが、vSphere Client のストレージ デバイス リストに表示されます。