vSphere Distributed Switch とスイッチごとに 1 つのアップリンクを使用して、TCP アダプタの VMkernel ポート バインドを構成できます。ネットワーク接続の構成には、各物理ネットワーク アダプタへの仮想 VMkernel アダプタの作成が含まれます。各仮想および物理ネットワーク アダプタ間で 1:1 のマッピングを使用します。
手順
- VMkernel アダプタとネットワーク コンポーネントを使用して vSphere Distributed Switch を作成します。
- vSphere Client で [データセンター] を選択し、[ネットワーク] タブをクリックします。
- [アクション] をクリックし、 の順に選択します。
- スイッチの名前を選択します。
データセンターの場所がホスト内にあることを確認して、
[次へ] をクリックします。
- ESXi のバージョンとして [ESXi 7.0 以降] を選択し、[次へ] をクリックします。
- 必要なアップリンク数を入力し、[終了] をクリックします。
- 1 台以上のホストを Distributed Switch に追加します。
- vSphere Client で [データセンター] を選択し、[Distributed Switch] をクリックします。
使用可能な DSwitch のリストが表示されます。
- DSwitch を右クリックし、メニューから [ホストの追加と管理] を選択します。
- [ホストの追加] を選択し、[次へ] をクリックします。
- ホストを選択して、[次へ] をクリックします。
- [アップリンクの割り当て] を選択します。
- vmnic に割り当てる適切なアップリンクを入力します。
- VMkernel アダプタを割り当てて、[次へ] をクリックします。
- vSphere Client で DSwitch を選択し、[ポート] タブをクリックします。
ここで、スイッチに対して作成されたアップリンクを確認できます。
- NVMe over TCP ストレージ パス用に分散ポート グループを作成します。
- vSphere Client で、必要な DSwitch を選択します。
- [アクション] をクリックし、 の順に選択します。
- [設定] で、ポート グループの全般プロパティを入力します。
特定の VLAN を構成済みの場合は、それを VLAN ID に追加します。
注: VLAN を適切に構成しないと、ネットワーク接続の問題が発生する可能性があります。
- VMkernel アダプタを構成します。
- vSphere Client で、[DSwitch] リストを展開し、分散ポート グループを選択します。
- の順にクリックします。
- [メンバー ホストの選択] ダイアログ ボックスで、ホストを選択し、[OK] をクリックします。
- [VMkernel アダプタの設定] ダイアログ ボックスで、MTU がスイッチの MTU と一致していることを確認します。
- [終了] をクリックします。
- TCP 対応の複数の NIC を追加するには、手順 b と手順 c を繰り返します。
- 分散ポート グループの NIC チーミング ポリシーを設定します。
注: NVMe/TCP アダプタは、フェイルオーバーやロード バランシングなどの NIC チーミング機能をサポートしていません。代わりに、ストレージ マルチパスを利用してこれらの機能を実行します。ただし、NVMe/TCP アダプタを提供するアップリンク上の他のネットワーク ワークロード用に NIC チーミングを構成する必要がある場合は、次の手順を実行します。
- [分散ポート グループ] で、 の順にクリックします。
- [チーミングおよびフェイルオーバー] をクリックし、アクティブなアップリンクを確認します。
- 1 つのアップリンクを [アクティブ] としてポート グループに割り当て、他のアップリンクを [未使用] として割り当てます。
作成された各ポート グループについて、手順 c を繰り返します。
次のタスク
構成が完了したら、
[構成] をクリックし、選択されている NIC の DVSwitch がホストの物理アダプタ タブに表示されているかどうかを確認します。