高パフォーマンス プラグイン (HPP) は、ローカルの NVMe および SCSI デバイスと NVMe-oF ターゲットを要求するデフォルトのプラグインです。必要に応じて NMP に置き換えることができます。vSphere バージョン 7.0 Update 1 以前では、NMP はローカルの NVMe および SCSI デバイスのデフォルト プラグインのままですが、HPP に置き換えることができます。

esxcli storage core claimrule add コマンドを使用して、ESXi ホストで HPP または NMP を有効にします。

esxcli storage core claimrule add を実行するには、ESXi Shell または vSphere CLI を使用します。詳細については、『ESXCLI スタート ガイド』および『ESXCLI のリファレンス』を参照してください。

このトピックの例では、HPP を有効にしてパス選択スキーム (PSS) を設定する方法を示します。
注: PXE ブートされた ESXi ホストでは、HPP の有効化はサポートされません。

前提条件

VMware NVMe ストレージ環境を設定します。詳細については、『VMware NVMe ストレージについて』を参照してください。

手順

  1. esxcli storage core claimrule add コマンドを実行して、HPP 要求ルールを作成します。
    次のいずれかの方法で、要求ルールを追加します。
    方法 説明
    NVMe コントローラ モデルを基盤とする esxcli storage core claimrule add –-type vendor --nvme-controller-model

    例:esxcli storage core claimrule add --rule 429 --type vendor --nvme-controller-model "ABCD*" --plugin HPP

    PCI ベンダー ID およびサブベンダー ID を基盤とする esxcli storage core claimrule add –-type vendor –-pci-vendor-id –-pci-sub-vendor-id

    例:esxcli storage core claimrule add --rule 429 --type vendor --pci-vendor-id 8086 --pci-sub-vendor-id 8086 --plugin HPP

  2. PSS を設定します。
    次のいずれかの方法を使用します。
    方法 説明
    デバイス ID に基づいて PSS を設定する esxcli storage hpp device set

    例:esxcli storage hpp device set --device=device --pss=FIXED --path=preferred path

    ベンダー/モデルに基づいて PSS を設定する --config-string オプションを esxcli storage core claimrule add コマンドで使用します。

    例:esxcli storage core claimrule add -r 914 -t vendor -V vendor -M model -P HPP --config-string "pss=LB-Latency,latency-eval-time=40000"

  3. ホストを再起動して、変更を有効にします。