アトミック テスト アンド セット (ATS) のロックをサポートするデバイスで VMFS5 データストアを作成する場合、データストアは ATS 専用ロック メカニズムを使用します。特定の状況では、ATS 専用ロックを ATS+SCSI にダウングレードにすることが必要になります。

ストレージ デバイスがダウングレードされた場合などに、ATS+SCSI ロック メカニズムへの切り替えが必要になる場合があります。または、ファームウェアのアップデートが失敗して、デバイスで ATS がサポートされなくなった場合も想定されます。

ダウングレード プロセスは、ATS 専用アップグレードと似ています。アップグレードと同様に、ストレージ構成に応じて、オンライン モードまたはオフライン モードでダウングレードを実行できます。

注: VMware vSAN 環境を実行している場合、または ATS 専用の VMFS ボリュームを使用している場合は、ATS を無効にしないでください。ATS を無効にすると、ロック メカニズムが利用できなくなるため、停止する可能性があります。詳細については、 VMware のナレッジベースの記事を参照してください。

手順

  1. 次のコマンドを実行して、ロック メカニズムを ATS+SCSI に変更します。
    esxcli storage vmfs lockmode set -s|--scsi -l|--volume-label= VMFS label -u|--volume-uuid= VMFS UUID
  2. オンライン モードの場合、ホストで変更を認識できるように、データストアへのアクセス権があるすべてのホストでデータストアを終了します。