ESXi Shell または vSphere CLI のコマンドを使用して、高パフォーマンス プラグインの設定と監視ができます。

esxcli コマンドの使用の概要についてはESXCLI スタート ガイドを、詳細についてはESXCLI のリファレンスを参照してください。

コマンド 説明 オプション
esxcli storage hpp path list 高パフォーマンス プラグインによって現在要求されているパスを一覧表示します。 -d|--device=device 特定のデバイスの情報を表示します。

-p|--path=path 出力を特定のパスに制限します。

esxcli storage hpp device list 高パフォーマンス プラグインによって現在制御されているデバイスを一覧表示します。 -d|--device=device 特定のデバイスを表示します。
esxcli storage hpp device set HPP デバイスの設定を変更します。 -B|--bytes=long パスの最大バイト数。これを超えるとパスは切り替わります。

--cfg-file 構成ファイルとランタイムを新しい設定で更新します。デバイスが別の PSS によって要求されている場合、ランタイム構成に適用する際のエラーは無視してください。

-d|--device=device 操作対象の HPP デバイス。デバイスが報告する UID のいずれかを使用します。必須。

-I|--iops=long パスでの IOPS の最大値。これを超えるとパスは切り替わります。

-T|--latency-eval-time=long パスの遅延を評価する間隔(ミリ秒)を制御します。

-L|--mark-device-local=bool デバイスをローカルまたは非ローカルとして処理するように HPP を設定します。

-M|--mark-device-ssd=bool HPP がデバイスを SSD として扱うかどうかを指定します。

-p|--path=str デバイスの優先パスとして設定するパス。

-P|--pss=pss_name デバイスに割り当てるパス選択スキーム。値を指定しない場合は、デフォルト値が選択されます。パス選択スキームの説明については、 VMware High Performance プラグインとパス選択スキームを参照してください。次のオプションがあります。
  • FIXED

    優先パスを設定するには、-p|--path=str サブオプションを使用します。

  • LB-Bytes

    入力を指定するには、-B|--bytes=long サブオプションを使用します。

  • LB-IOPs

    入力を指定するには、-I|--iops=long サブオプションを使用します。

  • LB-Latency

    次のサブオプションがあります。

    -T|--latency-eval-time=long

    -S|--sampling-ios-per-path=long

  • LB-RR(デフォルト)

    次のサブオプションがあります。

    -B|--bytes=long

    -I|--iops=long

-S|--sampling-ios-per-path=long パスの遅延を計算するための、各パスで発行するサンプル I/O の数を制御します。

-U|--use-ano=bool:このデバイスで I/O を発行するために使用されるアクティブ パスのセットに最適化されていないパスを含めるには、このオプションを true に設定します。それ以外の場合は、このオプションを false に設定します。

esxcli storage hpp device usermarkedssd list ユーザーが SSD としてマークした、またはマーク解除したデバイスを一覧表示します。 -d|--device=device 特定のデバイスへの出力を制限します。