vmkfstools コマンドを使用して、パススルー Raw デバイスを VMFS ボリューム上のファイルにマッピングします。このマッピングによって、仮想マシンが仮想ディスクにアクセスするときに、ESXi SCSI コマンド フィルタリングをバイパスできます。このタイプのマッピングは、仮想マシンが企業独自の SCSI コマンドを送信する必要がある場合に役に立ちます。たとえば、SAN 対応のソフトウェアを仮想マシンで実行する場合などです。

-z|--createrdmpassthru deviceexample.vmdk

このタイプのマッピングが完了すると、それを使用して、他の VMFS 仮想ディスクにアクセスする場合と同じように Raw ディスクにアクセスできます。

device パスを指定する場合は、次の形式を使用してください。

/vmfs/devices/disks/device_ID

.vmdk 名に、この形式を使用します。コマンドを使用する前にデータストアを作成することを確認してください。

/vmfs/volumes/datastore_name/example.vmdk
次に例を示します。
vmkfstools -z /vmfs/devices/disks/naa.600a0000000000000... /vmfs/volumes/datastore1/mydisk.vmdk