Virtual Volumesでレプリケーションを行えるようにする場合は、Virtual Volumes の一般的な要件のほかに、特定の要件をいくつか満たす必要があります。
Virtual Volumesの一般的な要件については、Virtual Volumesを有効にする前にを参照してください。
ストレージ要件
Virtual Volumesレプリケーションの実装はアレイに依存しており、ストレージ ベンダーによって異なる場合があります。すべてのベンダーに適用される一般的な要件を次に示します。
- レプリケーションの実装に使用するストレージ アレイが、Virtual Volumesに対応していなければなりません。
- Virtual Volumesレプリケーションと互換性があるストレージ (VASA) プロバイダに、アレイが統合されている必要があります。
- ストレージ アレイがレプリケーションに対応しており、ベンダーが提供するレプリケーション メカニズムを使用するように構成されている必要があります。標準的な構成には、通常、1 つ以上のレプリケーション ターゲットが含まれます。レプリケートされたサイトとターゲット サイトのペアリングなど、必要な構成すべてをストレージ側で行う必要があります。
- 該当する場合は、Virtual Volumesのレプリケーション グループとフォルト ドメインを、ストレージ側で事前構成する必要があります。
詳細については、ベンダーに問い合わせるか、VMware 互換性ガイドを参照してください。
vSphere の要件
- Virtual Volumesのストレージ レプリケーションをサポートする vCenter Server およびESXi バージョンを使用します。6.5 リリースより前の vCenter Serverおよび ESXi ホストでは、レプリケートされたVirtual Volumes ストレージがサポートされません。レプリケートされた仮想マシンを互換性のないホストで作成しようとすると、エラーが発生します。詳細については、『VMware 互換性ガイド』を参照してください。
- 仮想マシンを移行する場合は、ESXiホスト、Virtual Volumes データストアなどのターゲット リソースによって、ストレージ レプリケーションがサポートされていることを確認します。