ESXi では、さまざまなストレージ システムとアレイをサポートしています。

ホストでサポートされるストレージのタイプは、アクティブ-アクティブ、アクティブ-パッシブ、および ALUA 準拠です。

アクティブ-アクティブのストレージ システム
大幅にパフォーマンスを低下させることなく、使用可能なすべてのストレージ ポートを通じて同時に LUN へのアクセスをサポートします。すべてのパスは、パスが失敗しない限り常にアクティブです。
アクティブ-パッシブのストレージ システム
1 つのストレージ プロセッサが特定の LUN にアクティブにアクセスを提供しているシステム。その他のプロセッサは、その LUN のバックアップとして機能し、ほかの LUN I/O にアクティブにアクセスを提供します。I/O は、特定の LUN のアクティブなポートにのみ送信できます。アクティブなストレージ ポートを経由したアクセスで障害が発生した場合、パッシブ ストレージ プロセッサの 1 つが、そこにアクセスしているサーバによってアクティブになります。
非対称ストレージ システム
非対称論理ユニット アクセス (ALUA) をサポートします。ALUA 準拠のストレージ システムは、ポートごとに異なるアクセス レベルを設定できます。ALUA を使用すると、ホストはターゲット ポートの状態を判別し、パスに優先順位を付けることができます。ホストはプライマリとしてアクティブ パスのいくつかを使用し、その他をセカンダリとして使用します。
仮想ポート ストレージ システム
1 つの仮想ポートを経由して、使用可能なすべての LUN へアクセスできます。仮想ポート ストレージ システムは、アクティブ-アクティブのストレージ デバイスですが、単一ポートによって複数接続を隠します。 ESXi マルチパスは、デフォルトで特定のポートからストレージに複数接続を行いません。一部のストレージ ベンダーはストレージへの複数の接続を確立および管理するためにセッション マネージャを提供しています。このストレージ システムでは、ポートのフェイルオーバーと接続バランスの調整を透過的に行います。この機能は、透過的なフェイルオーバーと呼ばれます。