ESXi は、FCoE 対応のネットワーク アダプタからのブートをサポートしています。

部分的 FCoE オフロードを含む NIC のみが、ソフトウェア FCoE によるブート機能をサポートしています。FCoE オフロードなしの NIC を使用する場合は、ソフトウェア FCoE によるブートがサポートされません。

ESXi をインストールして FCoE LUN からブートを行う場合は、ホストは VMware software FCoE アダプタおよび FCoE 機能を持つネットワーク アダプタを使用することができます。ホストには専用の FCoE HBA は必要ありません。

ほとんどの設定は、ネットワーク アダプタの option ROM を介して実行できます。ネットワーク アダプタは次のいずれかの形式をサポートしている必要があります。この形式を使用して FCoE ブート デバイスに関するパラメータが VMkernel に送信されます。
  • FCoE Boot Firmware Table (FBFT)。FBFT は Intel の登録商標です。
  • FCoE Boot Parameter Table (FBPT)。FBPT は、サードパーティ ベンダーがソフトウェア FCoE ブートを実装するために VMware によって定義されたものです。

設定パラメータはアダプタの option ROM に設定されます。ESXi インストールまたはその後のブートの間に、これらのパラメータが FBFT 形式または FBPT 形式でシステム メモリにエクスポートされます。VMkernel は構成設定を読み取り、それらを使用してブート LUN にアクセスします。