高度な VMkernel.Boot.isPerFileSchedModelActive パラメータは、VMFS および NFS 3 データストアのファイルごとの I/O スケジューリング メカニズムを制御します。ESXi ホストでは、このメカニズムがデフォルトで有効になっています。[システムの詳細設定] ダイアログ ボックスを使用して、このメカニズムを無効にできます。
ファイルごとの I/O スケジュール モデルを無効にすると、ホストはレガシーのスケジュール メカニズムに戻ります。レガシーのスケジュールでは、仮想マシンとストレージ デバイスの各ペアに 1 つの I/O キューのみが保持されます。仮想マシンと仮想ディスクとの間のすべての I/O が、このキューに移動されます。その結果、バンド幅の共有時にさまざまな仮想ディスクからの I/O が互いに干渉し、互いのパフォーマンスに影響を及ぼす可能性があります。
注: HPP プラグインがあり、高速のローカル デバイスに遅延の影響を受けるしきい値パラメータが設定されている場合、ファイルごとのスケジュールを無効にしないでください。ファイルごとのスケジュールを無効にすると、予期しない動作が発生する可能性があります。
手順
- vSphere Client で、ESXi ホストに移動します。
- [設定] タブをクリックします。
- [システム] メニューの [システムの詳細設定] をクリックします。
- [VMkernel.Boot.isPerFileSchedModelActive] パラメータの値を編集します。
オプション 説明 False ファイルごとのスケジュール メカニズムを無効にします。 True(デフォルト) ファイルごとのスケジュール メカニズムを有効に戻します。 - ホストを再起動して、変更内容を有効にします。