LUN へのアクティブなパスが、あるパスから別のパスに変更されると、パスのフェイル オーバーが発生します。通常、パスのフェイル オーバーは、現在のパスでの SAN コンポーネントの障害の結果として発生します。

パスに障害が発生すると、ホストがリンクがダウンしていると判断し、フェイルオーバーを実行するまで、ストレージ I/O が 30~60 秒間停止する場合があります。ホスト、ストレージ デバイス、またはアダプタを表示しようとすると、動作が停止したように見えることがあります。仮想マシン (および SAN にインストールされているその仮想ディスク) が応答しないように見えることがあります。フェイルオーバー後、I/O は正常にレジュームして、仮想マシンは実行を継続します。

フェイル オーバーに時間がかかりすぎると、Windows 仮想マシンが I/O を中断し、障害につながる場合があります。失敗を回避するには、Windows の仮想マシンのディスク タイムアウト値を少なくとも 60 秒に設定します。