NPIV を仮想マシン上で有効にする予定であれば、特定の要件に注意してください。

  • NPIV は、RDM ディスクを使用する仮想マシンだけが使用できます。通常の仮想ディスクを使用する仮想マシンは、ホストの物理 HBA の WWN を使用します。
  • ホストの HBA は NPIV をサポートしている必要があります。

    詳細については、『VMware 互換性ガイド』およびベンダーのドキュメントを参照してください。

    • 同じタイプの HBA を使用します。VMware では、同じホストにある異種の HBA から同じ LUN へのアクセスはサポートされていません。
    • ホストが、ストレージへのパスとして複数の物理 HBA を使用している場合、すべての物理パスを仮想マシンにゾーニングする必要があります。一度に 1 つのパスだけがアクティブになる場合でも、マルチ パスをサポートする必要があります。
    • ホスト上の物理 HBA が、そのホストで実行されている NPIV 対応の仮想マシンがアクセスするすべての LUN を検出できる必要があります。
  • ファブリック内のスイッチは NPIV に対応している必要があります。
  • ストレージ レベルでの NPIV アクセスに LUN を構成する場合、NPIV LUN の番号および NPIV ターゲット ID が、物理 LUN およびターゲット ID と一致していることを確認します。
  • 仮想マシンでストレージを使用しなくても、NPIV WWPN をゾーニングすると、クラスタ ホストがアクセスできるすべてのストレージ システムに接続できます。1 台以上の NPIV 対応仮想マシンが展開されているクラスタに、新しいストレージ システムを追加する場合は、NPIV WWPN が新しいストレージ システムのターゲット ポートを検出できるように、新しいゾーンを追加します。