通常、仮想マシン上の LUN マネージャ ソフトウェアを使用して仮想ディスクをミラーリングすることはできません。ただし、Microsoft Windows の仮想マシンがダイナミック ディスクをサポートしている場合は、2 つの SAN LUN 間で仮想ディスクをミラーリングできます。ミラーリングを行うことで、予期しないストレージ デバイスの損失から仮想マシンを保護できます。
前提条件
- ダイナミック ディスクをサポートする Windows 仮想マシンを使用してください。
- 必要な権限:
手順
- 2 つの仮想ディスクを持つ仮想マシンを作成します。
ディスクを別のデータストアに配置します。
- 仮想マシンにログインし、ディスクを動的にミラーリングされたディスクとして構成します。
詳細については、Microsoft のドキュメントを参照してください。
- ディスクの同期後、仮想マシンをパワーオフします。
- 動的なディスク ミラーリングの使用を許可するように、仮想マシンの設定を変更します。
- 仮想マシンを右クリックし、[設定の編集] を選択します。
- [仮想マシン オプション] タブをクリックして、[詳細設定] メニューを展開します。
- 構成パラメータの横にある [構成パラメータの編集] をクリックします。
- [設定パラメータの追加] をクリックして次のパラメータを追加します。
名前 |
値 |
scsi#.returnNoConnectDuringAPD |
True |
scsi#.returnBusyOnNoConnectStatus |
False |
- ESXi 6.7 以降のバージョンを使用する場合は、ソフトウェア RAID-1 構成に参加している各仮想ディスクの追加パラメータを含めます。
パラメータは、ストレージ デバイスが故障した場合の、ゲスト OS の I/O 処理の失敗を回避します。
名前 |
値 |
scsi#:1.passthruTransientErrors |
True |
scsi#:2.passthruTransientErrors |
True |
- [OK] をクリックします。