ポーリングを行うように vCenter Server SNMP エージェントを構成すると、SNMP 管理クライアント システムからの要求(GETGETNEXTGETBULK など)を待機し、応答できるようになります。

デフォルトで、組み込み SNMP エージェントは、UDP ポート 161 で管理システムからのポーリング要求を待機します。 snmp.set --port コマンドを使用して、代替ポートを構成できます。SNMP エージェント用のポートと他のサービスのポート間で競合が発生しないように、 /etc/services に定義されていない UDP ポートを使用してください。

手順

  1. アプライアンス シェルにアクセスして、管理者ロールまたはスーパー管理者ロールを持つユーザーとしてログインします。
    スーパー管理者ロールが割り当てられているデフォルトのユーザーは root です。
  2. snmp.set --port コマンドを実行してポートを構成します。
    たとえば、次のコマンドを実行します。
    snmp.set --port port
    ここで、 port は、SNMP エージェントがポーリング要求を待機するために使用するポートです。
    重要: ここに、他のサービスによってすでに使用されているポートを指定してはなりません。動的範囲(49152 番以上のポート)の IP アドレスを使用してください。
  3. (オプション) SNMP エージェントが有効になっていない場合は、snmp.enable コマンドを実行して有効にします。