クラスタで vSAN を有効にしたら、適切な vSAN ライセンスをクラスタに割り当てる必要があります。
vSphere ライセンスと同様に、vSAN は、CPU のキャパシティ単位でライセンスが付与されます。vSAN ライセンスをクラスタに割り当てる場合、使用されるライセンス キャパシティの量は、クラスタに参加しているホストの CPU の総数に等しくなります。たとえば、それぞれ 8 個の CPU を搭載した 4 台のホストが存在する vSAN クラスタの場合は、最低 32 個の CPU キャパシティの vSAN ライセンスをクラスタに割り当てます。
次のいずれかの場合、vSAN のライセンス使用量が再計算および更新されます。
- 新しいライセンスを vSAN クラスタに割り当てた場合
- 新しいホストを vSAN クラスタに追加した場合
- ホストがクラスタから削除された場合
- クラスタの CPU の総数が変更された場合
vSAN ライセンス モデルに準拠している vSAN クラスタを維持する必要があります。クラスタ内の全ホストの合計 CPU 数が、クラスタに割り当てられている vSAN ライセンスのキャパシティを超えないようにしてください。
ライセンスと評価期間の有効期限
vSAN のライセンス有効期間または評価期間が終了しても、現在構成されている vSAN のリソースと機能は引き続き使用できます。ただし、SSD または HDD の容量を既存のディスク グループに追加したり、新しいディスク グループを作成したりすることはできません。
vSAN for Desktop
vSAN for Desktop は、vSphere for Desktop や Horizon™ View™ などの VDI 環境で使用します。vSAN for Desktop のライセンス使用量は、有効な vSAN があるクラスタのパワーオン状態の仮想マシン総数と等しくなります。
エンド ユーザー使用許諾契約書 (EULA) の条項の遵守を維持するには、vSAN for Desktop のライセンス使用量はライセンス キャパシティ以下にする必要があります。vSAN クラスタのパワーオンされたデスクトップ仮想マシンの数は、vSAN for Desktop のライセンス キャパシティ以下にする必要があります。