ホストでホスト ネットワークを設定し、クラスタ設定をカスタマイズするには、クラスタのクイックスタート ワークフローの一部である [クラスタの設定] ウィザードを起動します。

手順

  1. vSphere Client で、クラスタに移動します。
  2. [設定] タブで、[設定] > [クイックスタート] を選択します。

    [クラスタのクイックスタート] ページが表示されます。

    注:

    vSphere ソフトウェアのさまざまなコンポーネントを参照し、クラスタのホスト ネットワークおよびサービスを手動で設定するには、[クイックスタートをスキップ] ボタンをクリックします。[クラスタのクイックスタート] ワークフローを閉じると、このワークフローは復旧できなくなります。以降、このクラスタに追加するホストは、手動で設定する必要があります。

  3. [ホストの設定] カードで [設定] を選択します。
  4. [Distributed Switch] 画面でクラスタのネットワークを設定します。

    または、Configure networking settings later チェック ボックスを選択してクラスタ サービスの設定をデフォルトのみにし、ホスト ネットワーク関連のすべてのオプションを非表示にすることができます。

    注意:

    Configure networking settings later チェック ボックスを選択して [クラスタの設定] ワークフローを完了すると、これ以降、[クラスタの設定] ウィザードを使用してネットワーク設定を実行できなくなります。

    1. ドロップダウン メニューで、作成する Distributed Switch の数を指定します。
      注: 最大 3 つの Distributed Switch を選択できます。

      選択した Distributed Switch はこのワークフローの一部として設定され、クラスタ内のすべてのホストがこれらの Distributed Switch に接続されます。

    2. 作成しようとしている各 Distributed Switch の一意の名前を入力します。
    3. (オプション) [既存を使用] をクリックして、互換性のある既存の Distributed Switch および互換性のある既存の分散ポート グループを選択します。
    4. vMotion ネットワークを設定するには、ドロップダウン メニューで Distributed Switch を選択し、これに新しいデフォルトのポート グループを割り当てます。
    5. [物理アダプタ] セクションで、物理ネットワーク アダプタ (NIC) ごとにドロップダウン メニューから Distributed Switch の名前を選択します。
      新しい Distributed Switch は、1 つ以上の物理アダプタに割り当てる必要があります。
      注: 既存の Distributed Switch を使用する場合は、物理アダプタの選択内容が Distributed Switch の現在のマッピングと一致している必要があります。一致していない場合は、エラーになります。
      物理 NIC と Distributed Switch のこのマッピングは、このクラスタ内のすべてのホストに適用されます。
    6. [次へ] をクリックします。
  5. クラスタで vSphere DRS 機能が有効になっている場合は、vMotion トラフィック ページでネットワーク オプションを設定します。
    1. (オプション) [VLAN を使用] チェック ボックスを選択し、vMotion 分散ポート グループの ID を入力します。
    2. (オプション) ドロップダウン メニューからプロトコル タイプを選択します。
    3. ドロップダウン メニューから IP タイプを選択します。
    4. (オプション) ネットワークを設定する必要がある IP アドレスのタイプに応じて、クラスタ内の各ホストのテキスト ボックスに入力します。
      IP アドレスのタイプが DHCP に設定されている場合は、これらのテキスト ボックスがグレーアウトします。
  6. [次へ] をクリックします。
    [詳細オプション] ページが表示されます。
  7. (オプション) クラスタの作成中に vSphere HA 機能を有効にした場合は、[高可用性] セクションのオプションを使用して、ホスト障害の監視、仮想マシンの監視、およびアドミッション コントロールを有効または無効にします。

    アドミッション コントロールを有効にする場合は、フェイルオーバー キャパシティをホスト数で指定できます。

  8. (オプション) クラスタの作成中に、vSphere DRS 機能を有効にした場合、[Distributed Resource Scheduler] セクションが表示されます。
    1. [自動化レベル] を Fully AutomatedPartially Automated、または Manual に設定します。
    2. [移行のしきい値] ドロップダウン メニューで、5 つの移行設定の中から 1 つを選択します。
  9. [ホスト オプション] セクションで、ロックダウン モード、NTP サーバ アドレス、およびホスト更新設定を構成します。
    1. ドロップダウン メニューからロックダウン モードを選択します。
    2. (オプション) NTP サーバ アドレスまたは FQDN を入力します。
      複数の NTP サーバ アドレスを入力する場合は、カンマを使用して区切ります。
    3. (オプション) ドロップダウン メニューからホストの更新オプションを選択します。

    この設定は、このクラスタ内のすべてのホストに適用されます。

  10. (オプション) [Enhanced vMotion Capability] セクションで EVC を有効にし、[EVC モード] ドロップダウン メニューで CPU モデルを選択します。
  11. [次へ] をクリックします。
    [レビュー] ページが表示されます。
  12. 設定を確認して、[完了] を選択します。
    カードが閉じ、 [最近のタスク] ペインに処理の進行状況が表示されます。

結果

vCenter Server インベントリ内に完全に構成されたクラスタが作成されます。

次のタスク

[ホストの追加] カードを使用して、クラスタを展開します。