vCLS 仮想マシンによって使用されたリソースと、それらの健全性ステータスを監視できます。

vCLS 仮想マシンは、[ホストおよびクラスタ] タブのインベントリ ツリーに表示されません。データセンター内のすべてのクラスタの vCLS 仮想マシンは、[vCLS] という名前の別の仮想マシンおよびテンプレート フォルダ内に配置されています。このフォルダと vCLS 仮想マシンは、vSphere Client[仮想マシンおよびテンプレート] タブにのみ表示されます。これらの仮想マシンは、通常のワークロード仮想マシンとは異なるアイコンで識別されます。vCLS 仮想マシンの [サマリ] タブで、vCLS 仮想マシンの目的に関する情報を確認できます。

[監視] タブで、vCLS 仮想マシンによって使用されるリソースを監視できます。

表 1. vCLS 仮想マシンのリソース割り当て
プロパティ サイズ
VMDK サイズ 245 MB(シン ディスク)
メモリ 128 MB
CPU 1 vCPU
ハード ディスク 2 GB
データストア上のストレージ 480 MB(シン ディスク)
注: vCLS 仮想マシンごとに、クラスタに 100 MHz、100 MB のキャパシティが予約されています。クラスタ内で実行されている vCLS 仮想マシンの数に応じて、これらの仮想マシンに対して最大 400 MHz、400 MB のキャパシティを予約できます。

クラスタの [サマリ] タブに表示されている [クラスタ サービス] ポートレット内で、vCLS の健全性ステータスを監視できます。

表 2. vCLS の健全性ステータス
ステータス 色分け サマリ
健全 1 台以上の vCLS 仮想マシンが実行されている場合、クラスタ内のホストの数に関係なく、ステータスは健全なままになります。
低下しました 黄色 vCLS 仮想マシンが実行されていない状態が 3 分未満続いた場合、ステータスは低下になります。
非健全 vCLS 仮想マシンが実行されていない状態が 3 分以上続いた場合、DRS 対応クラスタのステータスは非健全になります。