将来 1 回実行するタスクまたは指定した間隔で複数回実行するタスクを、スケジュール設定できます。

スケジュール設定できるタスクを次の表に示します。

表 1. スケジュール設定されたタスク
スケジュール設定されたタスク 説明
ホストの追加 指定されたデータセンターまたはクラスタにホストを追加します。
仮想マシンの電源状態の変更 仮想マシンをパワーオン、パワーオフ、サスペンド、またはリセットの状態にします。
クラスタ電源設定の変更 クラスタ内のホストの DPM を有効または無効にします。
リソース プールまたは仮想マシンのリソース設定の変更 次のリソース設定を変更します。
  • CPU: シェア、予約、制限。
  • メモリ: シェア、予約、制限。
プロファイルのコンプライアンスを確認 ホストの構成がホスト プロファイルに指定されている構成と一致しているかどうかを確認します。
仮想マシンのクローン作成 仮想マシンのクローンを作成し、指定されたホストまたはクラスタに配置します。
仮想マシンの作成 指定されたホストに新しい仮想マシンを作成します。
仮想マシンのデプロイ 指定されたホストまたはクラスタで、テンプレートから新しい仮想マシンを作成します。
仮想マシンの移行 移行または vMotion での移行を使用して、指定されたホストまたはデータストアに仮想マシンを移行します。
仮想マシンのスナップショットの作成 スナップショット作成時の仮想マシンの状態をすべて取得します。
アップデートの有無のスキャン テンプレート、仮想マシン、およびホスト用の使用可能なアップデートの有無をスキャンします。

このスケジュール設定されたタスクが使用できるのは、vSphere Lifecycle Manager がインストールされている場合のみです。

修正 スキャン処理中に検出された、ホストで修正するよう選択されており、ベースラインに不足しているパッチをインストールし、新たな設定を適用します。

このスケジュール設定されたタスクが使用できるのは、vSphere Lifecycle Manager がインストールされている場合のみです。

スケジュール設定タスクは、[スケジュール設定タスク] ウィザードを使用して作成します。一部のタスクをスケジュール設定する場合、そのタスク専用のウィザードが開きます。たとえば、仮想マシンを移行するスケジュール設定タスクを作成する場合は、[スケジュール設定タスク] ウィザードから、移行の詳細の設定に使用される[仮想マシンの移行]ウィザードが表示されます。

1 つのタスクを、複数のオブジェクトに対して実行するようなスケジュールは設定できません。たとえば、仮想マシンをパワーオンする 1 つのタスクをスケジュール設定して、ホスト上のすべての仮想マシンをパワーオンすることはできません。仮想マシンごとに、個別のスケジュール設定タスクを作成する必要があります。

スケジュール設定タスクの実行後は、そのスケジュールを再設定して、別の時間に再実行できます。