[スケジュール設定のアフィニティ] オプションでは、ホストの物理コア全体への仮想マシン CPU の分配方法を詳細に制御できます。このオプションは、ハイパースレッドが有効な場合にハイパースレッドをサポートします。通常、ESXi は、ハイパースレッドが有効な場合でもプロセッサ スケジュールを十分に管理します。この設定は、重要な仮想マシンの微調整を行う場合にのみ有用です。

CPU アフィニティを使用すると、特定のプロセッサに仮想マシンを割り当てることができます。これにより、仮想マシンの割り当てをマルチプロセッサ システム内で使用可能な特定のプロセッサだけに制限できます。

この設定は、仮想マシンが DRS クラスタに含まれている場合、またはホストにプロセッサ コアが 1 つしかなく、ハイパースレッド機能がない場合には表示されません。

CPU アフィニティでの潜在的な問題については、『vSphere のリソース管理』ドキュメントを参照してください。

前提条件

  • 仮想マシンがパワーオフしていることを確認します。
  • 仮想マシンが DRS クラスタに格納されていないことを確認します。
  • ホストに複数の物理プロセッサ コアがあることを確認します。
  • 権限:仮想マシン.設定.リソースの変更

手順

  1. インベントリで仮想マシンを右クリックし、[設定の編集] を選択します。
  2. [仮想ハードウェア] タブで [CPU] を展開し、[スケジュール設定のアフィニティ] テキスト ボックスに、ハイフンでつないでいるプロセッサの範囲をコンマで区切ったリスト形式で指定します。
    たとえば、「0,4-7」 と入力すると、CPU 0、4、5、6、7 のアフィニティが指定されます。すべてのプロセッサを選択すると、アフィニティなしになります。使用する仮想 CPU と同じ数のプロセッサ アフィニティを指定する必要があります。
  3. [OK] をクリックします。