シェア、予約、制限の各設定を使用すると、仮想マシンに割り当てられるメモリ リソースの量を変更できます。ホストはこれらの設定を基にして、仮想マシンに割り当てる物理 RAM の最適な容量を決定します。負荷およびステータスに応じて、仮想マシンに高いまたは低いシェア値を割り当てることができます。

次のユーザー定義の設定が、仮想マシンのメモリ リソース割り当てに影響を与えます。
制限
仮想マシンのメモリの消費量に制限を設けます。値はメガバイトで表します。
予約
仮想マシンに保証される最小割り当てを指定します。予約はメガバイトで表します。予約を満たせない場合、仮想マシンはパワーオンされません。
シェア
各仮想マシンに割り当てられるメモリ シェア数です。仮想マシンのシェアが多いほど、仮想マシンが受け取るホスト メモリのシェアも大きくなります。シェアは、割り当てるメモリ容量の相対的なメトリックを表します。シェア値の詳細については、『 vSphere リソース管理』 ドキュメントを参照してください。

構成されたメモリよりも大きい値の予約を仮想マシンに割り当てることはできません。仮想マシンに大量のメモリを予約し、構成されたメモリ サイズを小さくすると、新しく構成されたメモリ サイズに適合するように予約サイズが小さくなります。

前提条件

仮想マシンがパワーオフしていることを確認します。

手順

  1. インベントリで仮想マシンを右クリックし、[設定の編集] を選択します。
  2. [仮想ハードウェア] タブで、[メモリ] を展開し、仮想マシンのメモリ容量を割り当てます。
    オプション 説明
    予約

    この仮想マシン用に確保されているメモリの割り当て。

    制限

    この仮想マシンに割り当てるメモリの上限。制限を指定しない場合は、[制限なし] を選択します。

    シェア

    [低][標準][高][カスタム] の各値が、サーバ上のすべての仮想マシンのすべてのシェアの合計と比較されます。

  3. [OK] をクリックします。