VMware Tools スクリプトを実行する仮想マシン オプションを設定、変更したり、リモート コンソールへのユーザー アクセスを制御したり、起動動作を構成したりできます。仮想マシンのオプションは、仮想マシンの名前、ゲスト OS と VMware Tools による仮想マシンの動作など、さまざまな仮想マシンのプロパティを定義します。

vSphere Client で仮想マシンの設定を表示、または変更することができます。すべての仮想マシンで全オプションを使用できるわけではなく、オプションによってはデフォルトから変更する必要がほとんどないものもあります。

仮想マシンが実行されているホストおよびゲスト OS は、設定した構成をサポートしている必要があります。

[設定の編集] ウィザードの [仮想マシン オプション] タブで仮想マシンの設定を表示および変更できます。

次のいずれかのオプションを選択できます。

表 1. vSphere Client の仮想マシン オプション
オプション 説明
一般オプション このセクションでは、次の設定を表示または変更できます。
  • 仮想マシン名
  • 仮想マシンの構成ファイルの場所
  • 仮想マシンの動作場所
  • ゲスト OS および OS のバージョン

現在、編集できるのは仮想マシンの名前のみです。その他の設定に関する情報は、読み取り専用です。

仮想マシンのオペレーティング システムを変更するには、オペレーティング システムを再インストールする必要があります。または、選択したオペレーティング システムがインストールされた新しい仮想マシンをデプロイすることを検討してください。

VMware Remote Console オプション このセクションでは、同時接続に関する仮想マシンのロック動作および設定を変更できます。
暗号化 このセクションでは、仮想マシンの暗号化設定を変更できます。
電源管理 このセクションでは、仮想マシンのサスペンド動作を変更できます。
VMware Tools このセクションでは、VMware Tools スクリプトの動作を変更できます。また、VMware Tools の自動アップグレードをカスタマイズしたり、起動時またはホストとの接続の再開時に仮想マシンのゲストの時刻を自動的に同期したり、ゲストの時刻をホストと定期的に同期したりすることもできます。
仮想化ベースのセキュリティ 仮想マシンの VBS を有効または無効にします。
起動オプション このセクションでは、仮想マシン起動オプションを変更できます。たとえば、起動前遅延の追加、BIOS または EFI 設定画面の強制表示、再起動オプションの設定を行います。
詳細 このセクションでは、次の高度な仮想マシン オプションを変更できます。
  • アクセラレーション設定とログ設定
  • デバッグと統計
  • スワップ ファイルの場所
  • 遅延感度
ファイバ チャネル NPIV このセクションでは、仮想ノードとポートの World Wide Names (WWN) を変更できます。