VMware Tools オプションを構成して、仮想マシンのゲスト OS の時刻がホストの時刻と同じになるように設定できます。vSphere 7.0 Update 1 以降では、VMware Tools によってゲスト OS とホスト OS 間での時刻の正確性と同期が提供されます。
仮想マシンが実行されている間、ゲスト OS とホスト OS の時刻を同期できます。この操作は、仮想マシンのハードウェア バージョンには依存しません。
Windows ゲスト OS の時刻管理のベスト プラクティスについては、https://kb.vmware.com/s/article/1318 を参照してください。
Linux ゲスト OS の時刻管理のベスト プラクティスについては、https://kb.vmware.com/s/article/1006427 を参照してください。
前提条件
仮想マシンのゲスト OS の時刻をホストの時刻と同期するには、仮想マシンに VMware Tools をインストールします。
手順
- 仮想マシンのゲスト OS の時刻をホストの時刻と同期するには、仮想マシンの作成、編集、クローン作成、またはデプロイ時に仮想マシンの VMware Tools オプションを開きます。
オプション 操作 仮想マシンの作成 - 仮想マシンの有効な親オブジェクトであるインベントリ オブジェクトを右クリックし、[新規仮想マシン] を選択します。
- [作成タイプの選択] ページで、[新規仮想マシンの作成] を選択し、[次へ] をクリックします。
- ウィザードの次のページに進みます。
- [ハードウェアのカスタマイズ] 画面で、[仮想マシン オプション] タブをクリックし、[VMware Tools] を展開します。
仮想マシンの編集 - インベントリで仮想マシンを右クリックし、[設定の編集] を選択します。
- [仮想マシン オプション] タブをクリックし、[VMware Tools] を展開します。
既存の仮想マシンのクローン作成 - インベントリで仮想マシンを右クリックし、 の順に選択します。
- ウィザードの次のページに進みます。
- [クローン オプションの選択] 画面で、[この仮想マシンのハードウェアをカスタマイズします] を選択し、[次へ] をクリックします。
- [ハードウェアのカスタマイズ] 画面で、[仮想マシン オプション] タブをクリックし、[VMware Tools] を展開します。
テンプレートからの仮想マシンのデプロイ - インベントリでテンプレートを右クリックし、[このテンプレートから仮想マシンを新規作成] を選択します。
- ウィザードの次のページに進みます。
- [クローン オプションの選択] 画面で、[この仮想マシンのハードウェアをカスタマイズします] を選択し、[次へ] をクリックします。
- [ハードウェアのカスタマイズ] 画面で、[仮想マシン オプション] タブをクリックし、[VMware Tools] を展開します。
- 時刻同期のオプションを選択します。
オプション 操作 起動時および再開時に同期(デフォルト) このオプションは、次のような特定の操作を実行した後にゲスト OS とホスト OS の間で最適な時刻同期が行われるように、デフォルトで選択されています。 - 仮想マシンで中断されていた操作を再開したとき。
- 仮想マシンを vMotion で移行したとき。
- スナップショットを元に戻したとき。
時刻を定期的に同期 仮想マシンのゲスト OS の時刻をホストと定期的に同期します。 注: 仮想マシンのゲスト OS にネイティブの時刻同期ソフトウェアがない場合は、このオプションを選択します。 - 変更内容を保存するには、[OK] をクリックします。