仮想マシンごとの EVC は、デフォルトでは無効です。仮想マシンの EVC モードを有効にするか、無効にするか、または変更して、異なるプロセッサを持つクラスタ間、vCenter Server システム間、およびデータセンター間でのシームレスな移行を確実に実行できます。
仮想マシンの EVC モードを確認するには、仮想マシンの EVC モードの決定を参照してください。
前提条件
仮想マシンをパワーオフします。
手順
- vCenter Server インベントリ内で仮想マシンに移動します。
- [設定] タブの [VMware EVC] を選択します。
このペインには、仮想マシンの EVC モードの詳細と、CPUID の詳細が表示されます。重要: 新しく作成された仮想マシンの場合、 [VMware EVC] ペインに表示される EVC モードは無効です。
パワーオフ状態の仮想マシンの場合、[VMware EVC] ペインには常に、仮想マシン レベルで定義されている EVC ステータスが表示されます。
仮想マシンごとの EVC が有効で、パワーオン状態にある仮想マシンの場合、[VMware EVC] ペインには仮想マシン レベルで定義されている EVC ステータスが表示されます。
仮想マシンごとの EVC が無効で、パワーオン状態にある仮想マシンの場合、[VMware EVC] ペインには、仮想マシンが親 EVC クラスタまたはホストから継承した EVC モードが表示されます。
- [編集] ボタンをクリックします。
[EVC モードの変更] ダイアログ ボックスが開きます。
- [EVC モードの変更] ダイアログ ボックスで、EVC を有効にするか、無効にするかを選択します。
オプション 説明 EVC を無効化 EVC 機能は仮想マシンで無効になっています。仮想マシンをパワーオンすると、仮想マシンは親 EVC クラスタまたはホストの機能セットを継承します。 AMD ホスト用に EVC を有効化 EVC 機能が、AMD のホストに対して有効になります。 Intel ホスト用に EVC を有効化 EVC 機能が、Intel のホストに対して有効になります。 カスタム このオプションは、API 呼び出しを介して仮想マシンの EVC モードをカスタマイズした場合にのみ表示されます。 - (オプション) [CPU モード] ドロップダウン メニューで、ベースライン CPU 機能セットを選択します。
重要: 仮想マシンが EVC クラスタに配置されており、仮想マシンごとの EVC モードがクラスタの EVC モードよりも優先される場合、仮想マシンのパワーオンは失敗します。仮想マシンのベースライン CPU 機能セットには、クラスタのベースライン CPU 機能セットより多くの CPU 機能を含めないでください。
- (オプション) [グラフィック モード (vSGA)] ドロップダウン メニューで、ベースライン グラフィック機能セットを選択します。
オプション 説明 ベースライン グラフィック Direct3D 10.1/OpenGL 3.3 が提供する機能を含むベースライン グラフィック機能セットを適用します。 注: Direct3D 10.1/OpenGL 3.3 が提供する機能を含むベースライン グラフィック機能セットを適用するように vSGA モードを構成するには、仮想マシンが ESXi 7.0 Update 1 以前のバージョンと互換性がある必要があります。D3D 11.0 クラスの機能 Direct3D 11.0/OpenGL 4.1 が提供する機能を含むベースライン グラフィック機能セットを適用します。 注: Direct3D 11.0/OpenGL 4.1 が提供する機能を含むベースライン グラフィック機能セットを適用するように vSGA モードを構成するには、仮想マシンが ESXi 7.0 Update 2 以降と互換性があり、VMware Tools 11.1.5 以降がインストールされていることを確認します。Direct3D 11.0/OpenGL 4.1 を使用して構成された仮想マシンをパワーオンするには、ESXi ホストのグラフィック ハードウェアが利用可能であることを確認します。
- [OK] をクリックします。