仮想マシンごとの EVC は、デフォルトでは無効です。仮想マシンの EVC モードを有効にするか、無効にするか、または変更して、異なるプロセッサを持つクラスタ間、vCenter Server システム間、およびデータセンター間でのシームレスな移行を確実に実行できます。

仮想マシンの EVC モードを確認するには、仮想マシンの EVC モードの決定を参照してください。

前提条件

仮想マシンをパワーオフします。

手順

  1. vCenter Server インベントリ内で仮想マシンに移動します。
  2. [設定] タブの [VMware EVC] を選択します。
    このペインには、仮想マシンの EVC モードの詳細と、CPUID の詳細が表示されます。
    重要: 新しく作成された仮想マシンの場合、 [VMware EVC] ペインに表示される EVC モードは無効です。

    パワーオフ状態の仮想マシンの場合、[VMware EVC] ペインには常に、仮想マシン レベルで定義されている EVC ステータスが表示されます。

    仮想マシンごとの EVC が有効で、パワーオン状態にある仮想マシンの場合、[VMware EVC] ペインには仮想マシン レベルで定義されている EVC ステータスが表示されます。

    仮想マシンごとの EVC が無効で、パワーオン状態にある仮想マシンの場合、[VMware EVC] ペインには、仮想マシンが親 EVC クラスタまたはホストから継承した EVC モードが表示されます。

  3. [編集] ボタンをクリックします。
    [EVC モードの変更] ダイアログ ボックスが開きます。
  4. [EVC モードの変更] ダイアログ ボックスで、EVC を有効にするか、無効にするかを選択します。
    オプション 説明
    EVC を無効化 EVC 機能は仮想マシンで無効になっています。仮想マシンをパワーオンすると、仮想マシンは親 EVC クラスタまたはホストの機能セットを継承します。
    AMD ホスト用に EVC を有効化 EVC 機能が、AMD のホストに対して有効になります。
    Intel ホスト用に EVC を有効化 EVC 機能が、Intel のホストに対して有効になります。
    カスタム このオプションは、API 呼び出しを介して仮想マシンの EVC モードをカスタマイズした場合にのみ表示されます。
  5. (オプション) [CPU モード] ドロップダウン メニューで、ベースライン CPU 機能セットを選択します。
    重要: 仮想マシンが EVC クラスタに配置されており、仮想マシンごとの EVC モードがクラスタの EVC モードよりも優先される場合、仮想マシンのパワーオンは失敗します。仮想マシンのベースライン CPU 機能セットには、クラスタのベースライン CPU 機能セットより多くの CPU 機能を含めないでください。
  6. (オプション) [グラフィック モード (vSGA)] ドロップダウン メニューで、ベースライン グラフィック機能セットを選択します。
    オプション 説明
    ベースライン グラフィック Direct3D 10.1/OpenGL 3.3 が提供する機能を含むベースライン グラフィック機能セットを適用します。
    注: Direct3D 10.1/OpenGL 3.3 が提供する機能を含むベースライン グラフィック機能セットを適用するように vSGA モードを構成するには、仮想マシンが ESXi 7.0 Update 1 以前のバージョンと互換性がある必要があります。
    D3D 11.0 クラスの機能 Direct3D 11.0/OpenGL 4.1 が提供する機能を含むベースライン グラフィック機能セットを適用します。
    注: Direct3D 11.0/OpenGL 4.1 が提供する機能を含むベースライン グラフィック機能セットを適用するように vSGA モードを構成するには、仮想マシンが ESXi 7.0 Update 2 以降と互換性があり、VMware Tools 11.1.5 以降がインストールされていることを確認します。

    Direct3D 11.0/OpenGL 4.1 を使用して構成された仮想マシンをパワーオンするには、ESXi ホストのグラフィック ハードウェアが利用可能であることを確認します。

  7. [OK] をクリックします。