仮想マシンを長時間にわたるゲスト OS の障害から保護するには、仮想マシンに VWDT デバイスを追加します。

前提条件

  • 仮想マシンをパワーオフします。
  • 仮想マシンのハードウェアがバージョン 17 以降であることを確認します。
  • 仮想マシンのゲスト OS がウォッチドッグ タイマーをサポートしていることを確認します。
    注: ゲスト OS では、ウォッチドッグ サービスの明示的な有効化が必要になる場合があります。これに失敗すると、ウォッチドッグ タイマーが仮想マシンをパワーオフまたは再起動することがあります。
    • VWDT デバイスは、ウォッチドッグ リソース テーブル (WDRT) およびウォッチドッグ アクション テーブル (WDAT) の仕様を実装します。Windows Server 2003 は WDRT と互換性のあるデバイスをサポートし、Windows Server 2008 以降は WDAT と互換性のあるデバイスをサポートします。
    • Ubuntu 18.04 や Red Hat Enterprise Linux 7.6 などの 4.9 以降のカーネルに基づく Linux ディストリビューションは、wdat_wdt.ko ドライバが使用可能な場合、WDAT と互換性のあるデバイスをサポートします。
    • FreeBSD や Mac OS X などの他のゲスト OS では、ウォッチドッグ タイマーはサポートされません。
  • 必要な権限:
    • 仮想マシン.設定.デバイスの追加または削除
    • 仮想マシン.設定.デバイス設定の変更

手順

  1. vSphere インベントリで仮想マシンを右クリックし、[設定の編集] を選択します。
  2. [仮想ハードウェア] タブで、[新規デバイスを追加] をクリックし、ドロップダウン メニューから [ウォッチドッグ タイマー] を選択します。
    新しいウォッチドッグ タイマー デバイスが、 [仮想ハードウェア] デバイスのリストに表示されます。
  3. BIOS または EFI ファームウェアで仮想ウォッチドッグ タイマーを開始するには、[BIOS/EFI ブートでの起動] を選択します。
    仮想ウォッチドッグ タイマーは、ゲスト OS が起動する前に開始します。

    ゲスト OS の起動に時間がかかりすぎる場合、またはゲスト OS が VWDT デバイスをサポートしない場合は、警告メッセージが表示され、仮想マシンは常時 VWDT デバイスによって再起動されることがあります。

  4. [OK] をクリックします。

結果

[サマリ] タブの [仮想マシンのハードウェア] パネルで VWDT デバイスのステータスを確認できます。