構成を許可するように vApp が設定されており、必要な権限を持っている場合は、vApp に IP アドレスを割り当てる方法を編集できます。
vApp の作成中に IP 割り当てポリシーを設定することはできません。
IP 割り当てポリシーを設定する前に、IP プロトコルと、vApp でサポートされる IP 割り当て方法を指定する必要があります。
vApp を OVF テンプレートからデプロイした場合、IP 割り当てポリシーは引き続き編集できる可能性があります。
手順
- インベントリで vApp を右クリックし、[設定の編集] をクリックします。
- [vApp の編集] ダイアログ ボックスで、[IP 割り当て] タブをクリックします。
このタブは、
vSphere Client でのみ使用できます。
- [オーサリング] セクションで、IP プロトコルと、vApp でサポートされる IP 割り当て方法を定義します。
IP プロトコルおよび IP 割り当て方法により、使用できる IP 割り当てのオプションが決まります。
vApp は、OVF 環境または DHCP サーバを介してネットワーク設定を取得できます。これらのオプションを選択しないと、IP アドレスは手動で割り当てられます。
vApp でサポートできる IP プロトコルは、IPv4、IPv6、またはその両方です。
- [デプロイ] セクションで、[IP 割り当て] ドロップダウン メニューから IP 割り当てポリシーを選択します。
オプション |
説明 |
静的 - 手動 |
IP アドレスを手動で構成します。自動割り当ては実行されません。 |
一時 - IP プール |
vApp がパワーオンされると、IP アドレスは指定された範囲から、IP プールを使用して自動的に割り当てられます。アプライアンスがパワーオフされると、IP アドレスは解放されます。 |
DHCP |
DHCP サーバを使用して IP アドレスが割り当てられます。DHCP サーバによって割り当てられたアドレスは、vApp で起動された仮想マシンの OVF 環境に表示されます。 |
静的 - IP プール |
パワーオン時に、vCenter Server の 管理対象の IP ネットワーク範囲から自動的に IP アドレスが割り当てられ、パワーオフまで割り当てが維持されます。 |
[静的 - IP プール] と [一時 - IP プール] は、vSphere プラットフォームによって管理される範囲(ネットワーク プロトコル プロファイル内の IP プール範囲によって指定される)内で IP 割り当てが行われるという共通点があります。違いは、静的 IP プールの場合は最初のパワーオン時に IP アドレスが割り当てられてその IP アドレスが保持されるのに対し、一時 IP プールの場合は必要時(一般にパワーオン時)に IP アドレスが割り当てられてパワーオフ中にその割り当てが解除されることです。
- [OK] をクリックします。