I/O トリップ アナライザを使用すると、仮想マシンの I/O 遅延の問題を診断できます。遅延の問題は、実行中の I/O、ネットワーク ハードウェアの問題、ネットワークの輻輳、ディスクの速度低下が原因で発生する可能性があります。
トリップ アナライザを使用すると、vSAN スタックの各レイヤーで遅延の詳細を確認できます。トポロジ図には、仮想マシンで I/O トラフィックが発生しているホストのみが表示されます。
注:
vSAN クラスタのすべての ESXi ホストと
vCenter Server で 7.0 Update 3 以降が実行されている必要があります。
前提条件
テストを実行して遅延の問題を確認する前に、
vSAN パフォーマンス サービスをオンにします。
手順
- vSAN クラスタに移動して、仮想マシンを選択します。
- [監視] タブをクリックします。
- [vSAN] で、[I/O トリップ アナライザ] を選択します。
- [新しいテストの実行] をクリックします。
- [仮想マシン I/O トリップ アナライザ テストの実行] で、テスト期間を選択します。
- [実行] をクリックします。トリップ アナライザのテスト データは 30 日間保持されます。
注:
vSAN は、ストレッチ クラスタ、2 ノード クラスタ、リモート
vSAN データストアの仮想ディスクでトリップ アナライザをサポートしていません。
- [結果の表示] をクリックして、可視化された I/O トポロジを表示します。
- [仮想ディスク] ドロップダウンから、I/O トポロジを表示するディスクを選択します。ネットワークとディスク グループのパフォーマンスの詳細を表示することもできます。トポロジのエッジ ポイントをクリックして、遅延の詳細を表示します。