vSAN の要件に合わせて、ホストのストレージ コントローラを構成します。

vSAN のホストにあるストレージ コントローラが、モード、ドライバ、ファームウェア バージョン、キュー深度、キャッシュ、および高度な機能の特定の要件を満たしていることを確認します。

表 1. vSAN のストレージ コントローラ構成の確認
ストレージ コントローラの機能 ストレージ コントローラの要件
必須モード
  • VMware 互換性ガイド』で、コントローラが必須モード、パススルー、または RAID 0 の場合の vSAN の要件を確認します。
  • パススルーと RAID 0 の両方のモードがサポートされている場合は、RAID 0 ではなくパススルー モードを構成します。RAID 0 にすると、ディスクの置換が複雑になります。
RAID モード
  • RAID 0 の場合は、物理ディスク デバイスごとに RAID ボリュームを 1 つ作成します。
  • VMware 互換性ガイド』の一覧にあるモード以外の RAID モードは有効にしないでください。
  • コントローラのスパニングを有効にしないでください。
ドライバおよびファームウェアのバージョン
  • コントローラでは、『VMware 互換性ガイド』の説明に従って、最新バージョンのドライバおよびファームウェアを使用してください。
  • コントローラの筐体内ドライバを使用する場合は、そのドライバが vSAN 用に認定されていることを確認してください。

    OEM の ESXi リリースには、認定されておらず、『VMware 互換性ガイド』のリストに含まれていないドライバがインストールされている場合があります。

キュー深度 コントローラのキュー深度が 256 以上であることを確認します。キュー深度が深いほどパフォーマンスが向上します。
キャッシュ ストレージ コントローラのキャッシュを無効にするか、キャッシュを無効にすることができない場合は 100 パーセント読み取りに設定します。
高度な機能 HP SSD Smart Path などの高度な機能を無効にします。