vSAN 環境にスタティック ルートの作成が必要になる場合があります。

vSphere が単一のデフォルト ゲートウェイを使用する従来の構成では、すべてのルーティング トラフィックがこのゲートウェイを通じて送信されます。

注: vSAN 7.0 以降では、各ホストの vSAN VMkernel アダプタのデフォルト ゲートウェイをオーバーライドして、vSAN ネットワークのゲートウェイ アドレスを構成できます。

ただし、特定の vSAN 環境では、スタティック ルートが必要な場合があります。たとえば、別のネットワーク上に Witness(監視)ホストを配置している環境や、データ サイトと Witness(監視)ホストの両方を別々のネットワークに配置するストレッチ クラスタ環境などです。

ESXi ホストでスタティック ルートを設定するには、esxcli コマンドを使用します。

esxcli network ip route ipv4 add -g gateway-to-use –n remote-network

remote-network は、ホストがアクセスするリモート ネットワークで、gateway-to-use は、リモート ネットワークへのトラフィックの送信に使用するインターフェイスです。

ストレッチ クラスタのネットワーク設計の詳細については、「VMware vSAN の管理」を参照してください。