このセクションでは、vSAN クラスタでサポートされているさまざまな展開オプションについて説明します。
標準 vSAN クラスタ
標準の vSAN クラスタは、3 台以上のホストで構成されます。通常、標準の vSAN クラスタ内のすべてのホストは同じ場所に配置され、同じレイヤー 2 ネットワークに接続されています。オールフラッシュ構成では 10Gb ネットワーク接続が必要です。これはハイブリッド構成の場合にも推奨されます。
詳細については、vSAN クラスタの作成を参照してください。
![標準 vSAN クラスタの図](images/GUID-7819AE76-484F-4429-8FC6-98E313B21ABC-high.png)
2 ノード構成の vSAN クラスタ
2 ノード構成の vSAN クラスタは、リモート オフィスや支社などの環境で使用されることが多く、通常は高可用性が必要な少数のワークロードを実行します。2 ノード構成の vSAN クラスタは同じ場所に配置された 2 台のホストで構成され、同じネットワーク スイッチに接続されるか、直接接続されます。2 ノード構成の vSAN クラスタに 3 台目のホストを監視ホストとして追加できます。監視ホストは、支社から離れた場所に配置することが可能です。通常、監視ホストは vCenter Server とともに主要サイトに配置されます。
詳細については、ストレッチ クラスタの概要を参照してください。
![2 ノード vSAN クラスタの図](images/GUID-A91E2DAF-810E-4489-B86A-0BBA61D8CD43-high.png)
vSAN ストレッチ クラスタ
vSAN ストレッチ クラスタはサイト全体の障害に対する回復性を提供します。ストレッチ クラスタ内のホストは、2 つのサイトで均等に分散されます。2 つのサイトには、5 ミリ秒 (5ms) 以下のネットワーク遅延が必要です。vSAN 監視ホストは、監視機能を提供する 3 番目のサイトにあります。監視ホストは、2 つのデータ サイト間でネットワーク パーティションが発生する際のタイブレーカとしても機能します。監視ホストには、監視コンポーネントなどのメタデータのみが保存されます。
詳細については、ストレッチ クラスタの概要を参照してください。
![vSAN ストレッチ クラスタの図](images/GUID-2F9F03F0-07B9-426C-A1D9-ADD5EBA68C70-high.png)