このセクションでは、vSAN クラスタでサポートされているさまざまな展開オプションについて説明します。

標準 vSAN クラスタ

標準の vSAN クラスタは、3 台以上のホストで構成されます。通常、標準の vSAN クラスタ内のすべてのホストは同じ場所に配置され、同じレイヤー 2 ネットワークに接続されています。オールフラッシュ構成では 10Gb ネットワーク接続が必要です。これはハイブリッド構成の場合にも推奨されます。

詳細については、vSAN クラスタの作成を参照してください。

標準 vSAN クラスタの図

2 ノード構成の vSAN クラスタ

2 ノード構成の vSAN クラスタは、リモート オフィスや支社などの環境で使用されることが多く、通常は高可用性が必要な少数のワークロードを実行します。2 ノード構成の vSAN クラスタは同じ場所に配置された 2 台のホストで構成され、同じネットワーク スイッチに接続されるか、直接接続されます。2 ノード構成の vSAN クラスタに 3 台目のホストを監視ホストとして追加できます。監視ホストは、支社から離れた場所に配置することが可能です。通常、監視ホストは vCenter Server とともに主要サイトに配置されます。

詳細については、ストレッチ クラスタの概要を参照してください。

2 ノード vSAN クラスタの図

vSAN ストレッチ クラスタ

vSAN ストレッチ クラスタはサイト全体の障害に対する回復性を提供します。ストレッチ クラスタ内のホストは、2 つのサイトで均等に分散されます。2 つのサイトには、5 ミリ秒 (5ms) 以下のネットワーク遅延が必要です。vSAN 監視ホストは、監視機能を提供する 3 番目のサイトにあります。監視ホストは、2 つのデータ サイト間でネットワーク パーティションが発生する際のタイブレーカとしても機能します。監視ホストには、監視コンポーネントなどのメタデータのみが保存されます。

詳細については、ストレッチ クラスタの概要を参照してください。

vSAN ストレッチ クラスタの図