クラスタのシャットダウン ウィザードを使用して、メンテナンスやトラブルシューティングで vSAN クラスタを正常にシャットダウンします。クラスタのシャットダウン ウィザードは、vSAN 7.0 Update 3 以降のリリースで使用できます。
注: vSphere with Tanzu 環境では、コンポーネントのシャットダウンと起動を所定の順序で行う必要があります。詳細については、『
VMware Cloud Foundation Operations Guide』の「Shutdown and Startup of VMware Cloud Foundation」を参照してください。
手順
- シャットダウンを行う vSAN クラスタを準備します。
- vSAN 健全性サービスをチェックし、クラスタが良好な状態であることを確認します。
- vCenter Server 仮想マシン、vCLS 仮想マシン、ファイル サービス仮想マシンを除き、vSAN クラスタに格納されているすべての仮想マシンをパワーオフします。vCenter Server が vSAN クラスタでホストされている場合、vCenter Server 仮想マシンをパワーオフしないでください。
- HCI メッシュ サーバ クラスタの場合は、クラスタ上に格納されているすべてのクライアント仮想マシンをパワーオフします。クライアント クラスタの vCenter Server 仮想マシンがこのクラスタに格納されている場合は、仮想マシンを移行またはパワーオフします。このサーバ クラスタがシャットダウンされると、クライアントは共有データストアにアクセスできなくなります。
- すべての再同期タスクが完了していることを確認します。
[監視] タブをクリックし、
[vSAN] >
[オブジェクトの再同期] の順に選択します。
注: ロックダウン モードのメンバー ホストがある場合は、ホストの root アカウントをセキュリティ プロファイルの例外ユーザー リストに追加します。詳細については、『
vSphere セキュリティ』の「ロックダウン モード」を参照してください。
- vSphere Client で vSAN クラスタを右クリックし、[クラスタのシャットダウン] を選択します。
[vSAN サービス] ページで
[クラスタのシャットダウン] をクリックすることもできます。
- クラスタのシャットダウン ウィザードで、シャットダウンの事前チェックが緑色になっていることを確認します。赤色の感嘆符の付いている問題を解決します。[次へ] をクリックします。
vCenter Server Appliance が
vSAN クラスタにデプロイされている場合、シャットダウン ウィザードに vCenter Server の通知が表示されます。クラスタの再起動中に必要になることがあるため、オーケストレーション ホストの IP アドレスをメモしておきます。
[次へ] をクリックします。
- シャットダウンの実行理由を入力し、[シャットダウン] をクリックします。
[vSAN サービス] ページが変更され、シャットダウン プロセスに関する情報が表示されます。
- シャットダウン プロセスを監視します。
vSAN は、クラスタのシャットダウン、システム仮想マシンのパワーオフ、ホストのパワーオフを実行します。