vCenter Server をアップグレードした後、vSAN クラスタのアップグレードの次のタスクとして、ESXi ホストを最新バージョンにアップグレードします。
次のものを使用して、vSAN クラスタの ESXi ホストをアップグレードできます。
- vSphere Lifecycle Manager：vSphere Lifecycle Manager では、イメージまたはベースラインを使用使用して、ESXi クラスタの vSAN ホストをアップグレードできます。デフォルトの退避モードは、[データ アクセシビリティの確保] です。このモードを使用しているときに、vSAN のアップグレード中に障害が発生すると、いずれかのホストがオンラインに戻るまでデータにアクセスできなくなる可能性があります。退避モードおよびメンテナンス モードの詳細については、「メンテナンス モードでの操作」を参照してください。アップグレードとアップデートの詳細については、『ホストとクラスタのライフサイクルの管理』を参照してください。
- Esxcli コマンド：新しいソフトウェア配布としてコンポーネント、基本イメージ、アドオンを使用し、手動アップグレードで ESXi 7.0 ホストの更新またはパッチ適用を行うことができます。
フォルト ドメインが構成された vSAN クラスタをアップグレードすると、vSphere Lifecycle Manager は単一フォルト ドメイン内のホストをアップグレードし、その後、次のホストの処理に進みます。これにより、クラスタ内のすべてのホストで同じ vSphere バージョンが実行されます。ストレッチ クラスタをアップグレードする場合、vSphere Lifecycle Manager は優先サイトのすべてのホストをアップグレードし、その後、セカンダリ サイトのホストの処理に進みます。これにより、クラスタ内のすべてのホストで同じ vSphere バージョンが実行されます。ストレッチ クラスタのアップグレードの詳細については、『ホストとクラスタのライフサイクルの管理』を参照してください。
ESXi ホストをアップグレードする前に、『vSphere のアップグレード』に記載されているベスト プラクティスを確認してください。VMware は、いくつかの ESXi アップグレード オプションを提供しています。アップグレードするホストのタイプに応じて、最適なアップグレード オプションを選択してください。詳細な手順とアップグレード オプションについては、『VMware ESXi のアップグレード』を参照してください。
次のタスク
- （オプション） vSAN ディスク フォーマットをアップグレードします。RVC を使用した vSAN のディスク フォーマットのアップグレード を参照してください。
- ホストのライセンスを確認します。多くの場合、ホストのライセンスを再度適用する必要があります。ホストのライセンス適用の詳細については、『vCenter Server およびホスト管理』を参照してください。
- （オプション） vSphere Client または vSphere Lifecycle Manager を使用して、ホスト上の仮想マシンをアップグレードします。
