ESXi 7.0 Update 1c | 2020 年 12 月 17 日 | ISO ビルド 17325551

各リリース ノートで、追加および更新された機能をご確認ください。

リリース ノートの概要

本リリース ノートには、次のトピックが含まれています。

新機能

  • ESXi 7.0 Update 1c では、次のサーバで vSphere Quick Boot がサポートされます。
    • Cisco Systems Inc:
      • HX240C-M5SD
      • HXAF240C-M5SD
      • UCSC-C240-M5SD
    • Dell Inc:
      • PowerEdge C6420
      • PowerEdge C6525
      • PowerEdge FC640
      • PowerEdge M640
      • PowerEdge MX740c
      • PowerEdge MX840c
      • PowerEdge R540
      • PowerEdge R6515
      • PowerEdge R6525
      • PowerEdge R7515
      • PowerEdge R7525
      • PowerEdge R840
      • PowerEdge R930
      • PowerEdge R940
      • PowerEdge R940xa
    • HPE:
      • ProLiant DL385 Gen10
  • ESXi 7.0 Update 1c では、5 つの物理 NIC 統計情報、droppedRxdroppedTxerrorsRxRxCRCErrors および errorsTxhostd.log ファイル (/var/run/log/hostd.log) に追加され、未修正のネットワーク エラーを検出して、必要な措置を行えるようになりました。

  • ESXi 7.0 Update 1c で --remote-host-max-msg-len パラメータを使用すると、Syslog メッセージの最大長を 16 KiB までの値に設定できます。メッセージ長がこの値を超えた場合は、メッセージを分割する必要があります。デフォルトでは、ESXi Syslog デーモン (vmsyslogd) は、RFC 3164 によって設定された 1 KiB の最大メッセージ長に厳密に準拠します。長いメッセージは複数に分割されます。メッセージの最大長は、Syslog インフラストラクチャに含まれている任意の Syslog レシーバまたはリレーによってサポートされてる最小の長さ以下に設定します。

  • ESXi 7.0 Update 1c では、インストーラ起動オプション systemMediaSize を使用して、起動メディアのシステム ストレージ パーティションのサイズを制限できます。システムの占有量が小さく、システム ストレージ サイズとして最大値の 138 GB を必要としない場合は、最小で 33 GB に制限できます。systemMediaSize パラメータには、次の値を指定できます。

    選択した値は、システムの目的に適合している必要があります。たとえば、1 TB のメモリのあるシステムでは、システム ストレージに 69 GB 以上を使用する必要があります。インストール時に起動オプションを設定するには(例:systemMediaSize = small)、「インストール スクリプトまたはアップグレード スクリプトを開始するための起動オプションの入力」を参照してください。詳細については、VMware ナレッジベースの記事 KB81166 を参照してください。

    • min(33 GB、1 台のディスクまたは組み込みのサーバ用)
    • small(69 GB、512 GB 以上の RAM を搭載したサーバ用)
    • default (138 GB)
    • max(使用可能なすべての容量を使用、マルチテラバイトのサーバ用)

ESXi 7.0 の旧リリース

ESXi の機能、解決した問題、および既知の問題については、各リリースのリリース ノートに記載されています。ESXi 7.0 の旧リリース ノート

利用可能な言語、互換性、オープン ソース コンポーネントについては 「VMware vSphere 7.0 リリース ノート」を参照してください。.

本リリースに含まれるパッチ

ESXi 7.0 Update 1c のこのリリースでは、次のパッチが提供されます。

ビルドの詳細

ダウンロード ファイル名 VMware-ESXi-7.0U1c-17325551-depot.zip
ビルド 17325551
ダウンロード サイズ 523.2 MB
md5sum d1410e6c741ada23c3570e07b94bd8c7
sha1checksum a70defe8353b39f74339b158697ed1a12df6c55d
ホストの再起動が必要 はい
仮想マシンの移行またはシャットダウンが必要 はい


重要

  • vSphere 7.0 以降では、VIB をパッケージ化するためのコンポーネントとともにパッチが使用されます。ESXi と esx-update のパッチは、相互に依存しています。ホストにパッチを適用する際の障害を回避するために、両方を 1 台の ESXi ホスト パッチ ベースラインに含めるか、ベースラインにロールアップ パッチを含めてください。
  • ESXi 7.0 Update 1 より前のバージョンの vSphere Lifecycle Manager を使用して ESXi ホストにパッチを適用する場合は、パッチ ベースラインでロールアップ パッチを使用することを強くお勧めします。ロールアップ パッチを使用できない場合は、パッチ ベースラインに次のパッケージがすべて含まれていることを確認してください。次のパッケージがベースラインに含まれていない場合、アップデート操作は失敗します。

    • VMware-vmkusb_0.1-1vmw.701.0.0.16850804 以降
    • VMware-vmkata_0.1-1vmw.701.0.0.16850804 以降
    • VMware-vmkfcoe_1.0.0.2-1vmw.701.0.0.16850804 以降
    • VMware-NVMeoF-RDMA_1.0.1.2-1vmw.701.0.0.16850804 以降

コンポーネント

コンポーネント パッチ ID カテゴリ 重要度
ESXi ESXi_7.0.1-0.25.17325551 バグ修正 最重要
ESXi のインストール/アップグレード コンポーネント esx-update_7.0.1-0.25.17325551 バグ修正 最重要
VMware ATA ストレージ コントローラ ドライバ VMware-vmkata_0.1-1vmw.701.0.25.17325551 バグ修正
HPE スマート アレイ コントローラ ドライバ HPE-nhpsa_70.0051.0.100-2vmw.701.0.25.17325551 バグ修正
VMware USB ドライバ VMware-vmkusb_0.1-1vmw.701.0.25.17325551 バグ修正
Microsemi ストレージ ソリューション スマート アレイ コントローラ ドライバ Microchip-smartpqi_70.4000.0.100-4vmw.701.0.25.17325551 バグ修正
ESXi ESXi_7.0.1-0.20.17325020 セキュリティ 重大
ESXi のインストール/アップグレード コンポーネント esx-update_7.0.1-0.20.17325020 セキュリティ 重大
VMware ATA ストレージ コントローラ ドライバ VMware-vmkata_0.1-1vmw.701.0.20.17325020 セキュリティ 重要
VMware NVMe over Fabric - RDMA ドライバ VMware-NVMeoF-RDMA_1.0.1.2-1vmw.701.0.20.17325020 セキュリティ 重要
VMware ネイティブ ソフトウェア FCoE ドライバ VMware-vmkfcoe_1.0.0.2-1vmw.701.0.20.17325020 セキュリティ 重要
VMware USB ドライバ VMware-vmkusb_0.1-1vmw.701.0.20.17325020 セキュリティ 重要

ロールアップ パッチ

このロールアップ パッチには、ESXi 7.0 の初回リリース以降のすべての修正が入っている最新の VIB が含まれています。

パッチ ID カテゴリ 重要度
ESXi70U1c-17325551 バグ修正 最重要

イメージ プロファイル

VMware のパッチおよびアップデート リリースには、一般的なイメージ プロファイルおよび重要なイメージ プロファイルが含まれています。一般的なリリース イメージ プロファイルは、新しいバグ修正に適用されます。

イメージ プロファイルの名前
ESXi-7.0U1c-17325551-standard
ESXi-7.0U1c-17325551-no-tools
ESXi-7.0U1sc-17325020-standard
ESXi-7.0U1sc-17325020-no-tools

ESXi イメージ

名称とバージョン リリース日 カテゴリ 詳細
ESXi70U1c-17325551 2020 年 12 月 17 日 機能拡張 セキュリティとバグ修正のイメージ
ESXi70U1sc-17325020 2020 年 12 月 17 日 機能拡張 セキュリティのみのイメージ

各コンポーネントとパッチについては、「製品パッチ」ページおよび「解決した問題」セクションを参照してください。

パッチ ダウンロードおよびインストール

vSphere 7.x では、vSphere Update Manager の管理に使用される Update Manager プラグインが Lifecycle Manager プラグインに置き換えられます。vSphere Update Manager による管理のための操作は Lifecycle Manager プラグインでも引き続き使用でき、それに vSphere Lifecycle Manager の新機能が加わります。
通常、ESXi 7.x ホストにパッチを適用するときは vSphere Lifecycle Manager を使用します。詳細については、「vSphere Lifecycle Manager について」および「vSphere Lifecycle Manager ベースラインとイメージ」を参照してください。
Lifecycle Manager プラグインを使用せず、代わりにイメージ プロファイルを使用して、ESXi ホストをアップデートすることもできます。そのためには、VMware のダウンロード ページまたは製品パッチのページで、パッチのオフライン バンドル ZIP ファイルを手動でダウンロードし、esxcli software profile update コマンドを使用する必要があります。
詳細については、「ESXCLI コマンドを使用した、ホストのアップグレード」と、VMware ESXi のアップグレード ガイドを参照してください。

製品サポートに関する注意事項

VMware Tools 9.10.x および 10.0.x のジェネラル サポートは終了しました。詳細については、「VMware Product Lifecycle Matrix」に記載されている VMware Tools を参照してください。

解決した問題

解決された問題には、次のトピックが含まれます。

ESXi_7.0.1-0.25.17325551
パッチのカテゴリ バグ修正
パッチの重要度 最重要
ホストの再起動が必要 はい
仮想マシンの移行またはシャットダウンが必要 はい
影響を受けるハードウェア 該当なし
影響を受けるソフトウェア 該当なし
含まれる VIB
  • VMware_bootbank_crx_7.0.1-0.25.17325551
  • VMware_bootbank_esx-xserver_7.0.1-0.25.17325551
  • VMware_bootbank_esx-base_7.0.1-0.25.17325551
  • VMware_bootbank_esx-dvfilter-generic-fastpath_7.0.1-0.25.17325551
  • VMware_bootbank_native-misc-drivers_7.0.1-0.25.17325551
  • VMware_bootbank_vsan_7.0.1-0.25.17325551
  • VMware_bootbank_vsanhealth_7.0.1-0.25.17325551
  • VMware_bootbank_gc_7.0.1-0.25.17325551
  • VMware_bootbank_cpu-microcode_7.0.1-0.25.17325551
  • VMware_bootbank_vdfs_7.0.1-0.25.17325551
修正されたパッチ リリース 2656093、2652863、2653874、2643508、2644189、2652344、2661064、2667291、2662512、2644221、2662606、2661153、2655181、2657411、2675442、2657649、2662558、2661818、2664084、2625155、2658647、2659015、2654686、2664278、2676632、2647557、2647557、2628899、2663717、2633194、2661808、2670891、2665031、2644003、2664045
CVE 番号 該当なし

ESXi と esx-update のパッチは、相互に依存しています。ホストにパッチを適用する際の障害を回避するために、両方を 1 台の ESXi ホスト パッチ ベースラインに含めるか、ベースラインにロールアップ パッチを含めてください。

次の問題を解決するために、esx-dvfilter-generic-fastpath、vsanhealth、vdfs、vsan、esx-base、crx、native-misc-drivers、esx-xserver、gc、および cpu-microcode の VIB をアップデートします。

  • PR 2656093:物理スイッチを再起動すると、ネットワーク接続が切断されることがある

    ESXi ホストのネットワーク チーミング フェイルバック遅延のパラメータ Net.TeamPolicyUpDelay は現在 10 分に設定されていますが、環境によっては、再起動後に物理スイッチがデータを送受信できるようになるまで 10 分以上かかる場合があります。その結果、ネットワーク接続が切断されることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により Net.TeamPolicyUpDelay パラメータが最大 30 分に増加しました。パラメータを設定するには、ESXi ホストを選択して[構成] > [システム] > [システムの詳細設定] > [Net.TeamPolicyUpDelay] の順に選択します。また、コマンド esxcfg-advcfg -s <value> Net/TeamPolicyUpDelay を使用することもできます。

  • PR 2652863:分散ファイアウォール (DFW) のフィルタ構成を変更すると、仮想マシンのネットワーク接続が切断されることがある

    フィルタの追加や削除など、DFW フィルタの再構成アクティビティを行うと、一部のフィルタでパケットがドロップされることがあります。その結果、仮想マシンのネットワーク接続が切断され、vmnic をリセットするか、ポート グループを変更するか、仮想マシンを再起動してトラフィックをリストアする必要が生じます。失敗したフィルタについては、summarize-dvfilter コマンドの出力に「state: IOChain Detaching」と表示されます。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 2653874:仮想マシンで 3D レンダリングを行っているときに、SIGSEGV エラーが発生して失敗することがある

    3D 対応仮想マシンで 3D アクセラレーションを使用するグラフィック アプリケーションを操作しているときに、一部のレンダリング操作でバッファの過剰読み取りが行われたために SIGSEGV エラーが発生して失敗することがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 2643508:ホットプラグ操作中に仮想マシンの再起動またはリセットを行うと、ログによって使用可能なディスク容量がいっぱいになり、マシンが応答を停止することがある

    ホットプラグ操作中に仮想マシンを再起動またはリセットすると、仮想マシンの vmware.log ファイルのログによって使用可能なディスク容量がいっぱいになり、仮想マシンが応答しなくなることがあります。ログのメッセージは次のように同一です:acpiNotifyQueue: Spurious ACPI event completion, data 0xFFFFFFFF

    本リリースで、この問題は修正されました。このパッチを適用できない場合は、ホットプラグ操作やドライバのインストールが完了する前に、仮想マシンのリセットまたは再起動を行わないでください。すでにこの問題が発生している場合は、仮想マシンの電源を入れ直してください。

  • PR 2644189:Secure Encrypted Virtualization-Encrypted State (SEV-ES) が有効な Linux 仮想マシンで smpboot が失敗する

    複数の仮想 CPU が搭載され、SEV-ES が有効になっている Linux 仮想マシンを起動すると、CPU0 以外のすべての CPU がオフラインになります。他の CPU をオンラインにすることはできません。dmesg コマンドを実行すると、smpboot: do_boot_cpu failed(-1) to wakeup CPU#1 のようなエラーが返されます。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 2652344:.vswp スワップ ファイルが仮想マシン ディレクトリにある場合、ディレクトリ内のすべてのファイルをスキャンする際に「Device or resource busy」というエラー メッセージが表示される

    .vswp スワップ ファイルが仮想マシン ディレクトリにある場合、ディレクトリ内のすべてのファイルをスキャンする際に「Device or resource busy」というエラー メッセージが表示されます。また、vSAN 名前空間オブジェクトで I/O フローが追加され、hostd サービスのパフォーマンスが低下します。
    この問題は、.vswp 拡張子を持つファイルをオブジェクト記述子として開く場合に発生します。VMX プロセスと仮想マシンのメイン メモリのスワップ ファイルの拡張子は同じ .vswp ですが、VMX プロセスのスワップ ファイルをオブジェクト記述子として開くことはできません。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 2661064:hostd サービスが断続的に応答しなくなる

    まれに、複数のスレッドが、同一のディレクトリでファイルの作成やディレクトリの削除を試行して競合状態になった場合、デッドロックが発生し、hostd サービスが停止することがあります。hostd サービスは、ESXi ホストを再起動した後にのみリストアされます。vmkernel ログに次のようなエラーが記録されます。

    2020-03-31T05:20:00.509Z cpu12:4528223)ALERT: hostd detected to be non-responsive.

    このデッドロックは他のサービスにも影響する可能性がありますが、競合状態の期間は短く、問題は頻繁に発生しません。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 2667291:仮想マシンの暗号化に時間がかかり、最終的にエラーで失敗する

    仮想マシンの暗号化に数時間かかり、最終的に hostd サービスのログに「The file already exists」エラーが記録されて失敗することがあります。この問題は、仮想マシンの構成ファイルの中に実体のない、または未使用の <vm name="">.nvram ファイルが存在する場合に発生します。仮想マシンの .vmx ファイル内に NVRAM = "NVRAM" などのエントリが含まれている場合、暗号化操作を行うと、.nvram ファイル拡張子を持つ暗号化されたファイルが作成されます。このファイルは、システムによって、実体のない既存ファイルの重複であると見なされます。

    本リリースで、この問題は修正されました。問題が発生した場合は、暗号化の前に <vm name="">.nvram ファイルを手動で削除します。

  • PR 2662512:大規模なクライアント キャッシュを無効にしているときに vSAN ホストで障害が発生する

    vSAN が 256 GB 以上のメモリ キャッシュを無効にする際に、ESXi ホストがパープル スクリーンを表示して停止することがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。 

  • PR 2644221:ESXi ホストのシステム ログを収集するオプションとして LiveCoreDump を有効にした場合、ホストが応答しなくなることがある

    ESXi ホストのシステム ログを収集するオプションとして LiveCoreDump を有効にした場合、ホストが応答しなくなることがあります。パープル スクリーンに「#PF Exception 14 in world 2125468」などのエラーが表示されます。

    本リリースで、この問題は修正されました。 

  • PR 2662606:HPE Gen10 サーバのファームウェアをアップグレードすると、センサー エンティティ ID 44 の健全性アラームが表示される

    HP Gen10 サーバのファームウェア バージョンをアップグレードすると、センサー エンティティ ID 44.x に関連する、I/O Module 2 ALOM_Link_P2 および NIC_Link_02P2 センサーの健全性アラームが表示されることがあります。このアラームは実際の健全性問題を示すものではないため、ファームウェアのバージョンに関係なく無視することができます。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 2661153:RC4 を無効にすると、ESXi ホストで Active Directory ユーザー認証が失敗することがある

    Active Directory 構成の RC4 を無効にすると、「Failed to authenticate user」エラーが発生して ESXi ホストに対するユーザー認証が失敗することがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 2655181:NFS サーバのフェイルオーバーまたはフェイルバック後に、NFS 4.1 データストア上の仮想マシンが応答しなくなることがある

    NFS サーバのフェイルオーバーまたはフェイルバック操作中に再利用要求が繰り返されると、未解決の再要求が失敗して、NFS 4.1 データストア上の仮想マシンが応答しなくなります。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、再要求の応答が詳細に分析され、必要な場合のみ再試行が許可されるようになりました。

  • PR 2657411:仮想マシン内の特定のディスク I/O ワークロードで、プロセッサがシステム モード (%SYS) になる時間が長くなる

    vSphere vMotion の使用による以降操作、サスペンド状態の仮想マシンのレジューム、ホットプラグ操作の後に、仮想マシンをスナップショットからレジュームすると、特定のディスク I/O ワークロードで報告される %SYS 時間が若干長くなることがあります。この問題は、ゲスト ワークロードに合わせた PVSCSI 仮想ストレージ アダプタの内部キューの動的なサイズ調整が停止することがあるために発生します。その結果、I/O アクティビティが増大しているときにドライバのオーバーヘッドが増加し、特定のディスク I/O ワークロードの %SYS 時間が若干長くなることがあります。この問題は、NVMe および LSI 仮想デバイスには影響しません。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 2675442:Enhanced vMotion Compatibility (EVC) クラスタ内の AMD ホスト上の Java アプリケーションが、SSE2 がサポートされていないというエラーで起動に失敗することがある

    EVC クラスタ内の AMD ホスト上の Java アプリケーションが起動に失敗し、次のエラーが報告されることがあります:Unknown x64 processor: SSE2 not supported。この問題は、CPUID フィールド family (leaf 1, EAX, bits 11-8) の値が正しくない場合に発生します。その結果、vCenter Server Appliance 上の Lookup Service および他の Java ベースのサービスを開始できなくなります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 2657649:HPE サーバを HPE Integrated Lights-Out 5 (iLO 5) ファームウェア バージョン 2.30 にアップグレードすると、メモリ センサー健全性アラートが表示される

    HPE ProLiant Gen10 や Gen10 Plus などの HPE サーバを iLO 5 ファームウェアバージョン 2.30 にアップグレードすると、vSphere Client にメモリ センサーの健全性アラートが表示されます。この問題は、アップグレード後に最初の LUN が有効になっている場合に、ハードウェア健全性監視システムで Mem_Stat_* センサーが適切にデコードされないために発生します。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 2662558:SD カードが Read Capacity 16 をサポートしていない場合、ログに多数のエラーが表示される

    Read Capacity 16 をサポートしていない VID:PID/0bda:0329 Realtek Semiconductor Corp USB 3.0 SD カード リーダーを使用する ESXi ホストでは、vmkernel ログに次のような多数のエラーが記録されることがあります。
    2020-06-30T13:26:06.141Z cpu0:2097243)ScsiDeviceIO: 3449: Cmd(0x459ac1350600) 0x9e, CmdSN 0x2452e from world 0 to dev "mpx.vmhba32:C0:T0:L0" failed H:0x7 D:0x0 P:0x0 Invalid sense data: 0x0 0x6e 0x73.
    および
    2020-06-30T14:23:18.280Z cpu0:2097243)WARNING: NMP: nmp_DeviceRequestFastDeviceProbe:237: NMP device "mpx.vmhba32:C0:T0:L0" state in doubt; requested fast path state update...

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 2661818:数値センサーの名前プロパティに UTF8 以外の文字列が含まれている場合、vpxa サービスが失敗する

    数値センサーの名前プロパティに UTF8 以外の文字列が含まれている場合、vpxa サービスが失敗し、ESXi ホストが vCenter Server システムから切断されます。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 2664084:管理対象オブジェクト ブラウザに CPU センサーとメモリ センサーのステータスが誤って表示されることがある

    センサー エントリの処理中にエラーが発生したため、memoryStatusInfo および cpuStatusInfo データに、CPU 以外およびメモリ以外のセンサーのステータスも誤って含まれる可能性があります。これにより、管理対象オブジェクト ブラウザの CPU センサーとメモリ センサーのステータスが正しく表示されなくなります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 2625155:データストアがフォーマットされていない、または破損しているメディアに ESXi をインストールすると失敗することがある

    VMFS パーティションが破損している、フォーマットされていない、またはシステムの所有権が異なるためにマウントできないデータストアを含むメディアに ESXi をインストールすると、失敗することがあります。アップグレードまたはインストール中に、ESXi インストーラによって、接続された USB 起動メディアの VMFS パーティションが削除されることもあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 2658647:ESXi 6.7 Update 2 以降から 7.x にアップグレードすると、スクラッチ パーティションに構成された監査レコードが失われる

    ESXi 6.7 Update 2 以降から 7.x にアップグレードした場合、起動デバイス上のスクラッチ パーティションに構成された監査レコードは維持されません。ESXi post 6.7 Update 2 以降の National Information Assurance Partnership (NIAP) 証明書の要件は、アップグレード後も /scratch 内にある監査レコードが維持されることです。

    本リリースで、この問題は修正されました。以前の ESXi 7.x リリースを使用している場合は、アップグレードする前に、/scratch 内の監査レコードを別のファイルシステムまたはパーティションにバックアップしてください。 

  • PR 2659015:バックアップ操作後、同一のエラー メッセージが hostd.log ファイルに大量に記録される

    バックアップ操作後、「Block list: Cannot convert disk path <vmdk file> to real path, skipping.」などの同一のエラー メッセージが hostd.log ファイルに大量に記録されます。この問題により、他の hostd サービス ログが記録されず、ログ メモリがいっぱいになる可能性があります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 2654686:vSphere Virtual Volumes アルゴリズムで、ESXi ホストから要求された最初の config-vVol が選択されないことがある

    vSphere HA 環境で、複数の ESXi ホストが、同じ分かりやすい名前を持つ config-vVol を同時に作成およびマウントしようとして競合する可能性がある場合、vSphere Virtual Volumes アルゴリズムは UUID を使用して選択します。ただし、UUID によって選択された config-vVol が、ESXi ホストが要求した最初の config-vVol でない場合があり、これによって vSphere Virtual Volumes データストアに問題が発生する可能性があります。

    本リリースで、この問題は修正されました。複数の ESXi ホストが、同じ分かりやすい名前を持つ config-vVol を同時に作成およびマウントしようとして競合する可能性がある場合、vSphere Virtual Volumes アルゴリズムは UUID でなく、タイムスタンプを使用して選択します。

  • PR 2664278:vCenter Server システムをアップグレードした後に、vSphere Client で vpxa サービスのログ レベルの構成を変更できない

    vCenter Server システムをアップグレードした後に、Vpx.Vpxa.config.log.level オプションが見つからなくなるか、無効になるために、vSphere Client または API を使用して ESX ホスト上の vpxa サービスのログ レベルの構成を変更できないことがあります。 

    本リリースで、この問題は修正されました。vpxa サービスは Vpx.Vpxa.config.log.level オプションに有効な値を自動的に設定して、vSphere Client または API 呼び出しに公開します。

  • PR 2676632:USB または FCoE デバイス上の ESXi で起動デバイスのパスが見つからない

    USB や FCoE などの低速な起動デバイスに ESXi がインストールされている場合、ESXi が起動デバイスのストレージ パスを検出できないことがあります。その結果、起動バンク パーティションおよびその他のパーティション(/scratch など)は識別されず、構成の変更は保存されなくなります。ESXi が起動すると、/bootbank/scratch シンボリック リンクは一時的なメモリ内パスを参照します。

    本リリースで、この問題は修正されました。ただし、この修正は、ESXi が 2 分以内に検出した起動デバイスに対して有効です。まれな場合として、起動デバイスの検出に 2 分以上かかったときは、VMware ナレッジベースの記事 KB2149444 の手順に沿って、起動オプション devListStabilityCount を手動設定する必要があります。

  • PR 2647557:メモリ問題により、VMware vSphere High Availability エージェントが応答しなくなることがある

    vSphere Lifecycle Manager クラスタ イメージの管理下にある Lifecycle Manager エージェントが、ESXi ホストに接続して、インストールなどのタスクを開始できない場合があります。その結果、vSphere Client に「vCenter Server から vSphere HA エージェントにアクセスできません」などのエラーが表示されます。この障害は、ESXi ホストの vSphere Lifecycle Manager タスク ステータス データベースが頻繁にクリーンアップされず、Lifecycle Manager エージェントにデータベース ファイルのサイズを処理するのに必要なメモリが割り当てられていない場合に発生します。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 2647557:vSphere Lifecycle Manager イメージのコンプライアンス チェックが、不明なエラーで失敗することがある

    クラスタ イメージの管理操作中に、vSphere Lifecycle Manager が ESXi ホスト上の Lifecycle Manager エージェントに接続できなくなることがあります。vSphere Client に「ホスト API の呼び出し時に不明なエラーが発生しました」などのエラーが表示されます。この障害は、ESXi ホストの vSphere Lifecycle Manager タスク ステータス データベースが頻繁にクリーンアップされず、Lifecycle Manager エージェントにデータベース ファイルのサイズを処理するのに必要なメモリが割り当てられていない場合に発生します。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 2628899:vSphere HA を有効にすると構成エラーで失敗する

    vSphere Lifecycle Manager クラスタ イメージの管理下にある vSphere HA エージェントが、ESXi ホストを構成できない場合があります。その結果、vSphere Client に次のようなエラーが表示されます。
    ホスト上で vSphere HA エージェントの設定を完了できません。クラスタへの HA VIB の適用中に障害が発生しました。 
    この障害は、ESXi ホストでの vSphere HA エージェントのインストール プロセスが、割り当て容量を超えるメモリを使用していることがあるために発生します。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 2663717:vSphere Client でハードウェアの健全性に関する警告が表示され、ステータスが「Unknown」であると報告される

    vSphere Client で、ハードウェアの健全性に関する警告が表示され、ESXi ホスト上の一部のセンサーのステータスが「Unknown」であると報告されます。

    本リリースで、この問題は修正されました。デコードがサポートされていないセンサーは無視され、システムの健全性レポートに含まれません。

  • PR 2633194:[NTP 設定の編集] ダイアログ ボックスを開いて閉じると、[ホストと連動して起動および停止] オプションがオフになる

    [NTP 設定の編集] ダイアログ ボックスを開いて閉じると、変更を加えない場合でも [ホストと連動して起動および停止] オプションがオフになります。ESXi ホストをパワーオンしても、NTP サービスは起動しません。vSphere Client の NTP サービス起動ポリシーのオプション [ホストと連動して起動および停止] は選択されています。ただし、ESX Shell で chkconfig –list コマンドを実行すると、NTP サービスはオフになっています。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 2670891:Change Block Tracking (CBT) が有効になっている仮想マシンのスナップショット操作が失敗する

    ファイバ チャネル ストレージにアクセスする手段としてソフトウェア FCoE アダプタを無効にすると、CBT モジュールがロードに失敗し、ESXi が起動デバイスを検出できなくなることがあります。その結果、スナップショットの作成や統合などのスナップショット操作は失敗します。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 2665031:インターネット接続または DNS 解決に問題が生じている場合、vSAN 健全性サービスがタイムアウトになる

    接続問題が発生した場合、VMware との接続を必要とする vSAN 健全性チェックがタイムアウトになることがあります。vSphere Client に、次のようなエラー メッセージが表示されます。
    vSAN の健全性情報をクエリできません。詳細については、vSphere Client ログを確認してください。
    この問題は、オンライン健全性チェック、HCL アップデート、および vSphere Lifecycle Manager ベースラインの推奨事項に影響する可能性があります。vCenter Server がこの問題を解決できない場合は、DNS エントリのクエリ中に vSAN 健全性チェックがタイムアウトになることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。 

  • PR 2644003:ディスクの削除中に vSAN ホストが停止する

    削除するためにディスクの使用を停止すると、ESXi ホストがパープル スクリーンを表示して停止することがあります。バックトレースに次のようなエントリが記録されます。

    2020-09-01T04:22:47.112Z cpu7:2099790)@BlueScreen: Failed at bora/modules/vmkernel/lsomcommon/ssdlog/ssdopslog.c:398 -- NOT REACHED
    2020-09-01T04:22:47.112Z cpu7:2099790)Code start: 0x418037400000 VMK uptime: 0:00:39:25.026
    2020-09-01T04:22:47.112Z cpu7:2099790)0x451a8049b9e0:[0x41803750bb65]PanicvPanicInt@vmkernel#nover+0x439 stack: 0x44a00000001
    2020-09-01T04:22:47.112Z cpu7:2099790)0x451a8049ba80:[0x41803750c0a2]Panic_vPanic@vmkernel#nover+0x23 stack: 0x121
    2020-09-01T04:22:47.113Z cpu7:2099790)0x451a8049baa0:[0x4180375219c0]vmk_PanicWithModuleID@vmkernel#nover+0x41 stack: 0x451a8049bb00
    2020-09-01T04:22:47.113Z cpu7:2099790)0x451a8049bb00:[0x41803874707a]SSDLOG_FreeLogEntry@LSOMCommon#1+0x32b stack: 0x800000
    2020-09-01T04:22:47.113Z cpu7:2099790)0x451a8049bb70:[0x4180387ae4d1][email protected]#0.0.0.1+0x2e stack: 0x712d103
    2020-09-01T04:22:47.114Z cpu7:2099790)0x451a8049bbe0:[0x4180387dd08d][email protected]#0.0.0.1+0x72 stack: 0x431b19603150
    2020-09-01T04:22:47.114Z cpu7:2099790)0x451a8049bcd0:[0x4180387dd2d3][email protected]#0.0.0.1+0x80 stack: 0x4318102ba7a0
    2020-09-01T04:22:47.115Z cpu7:2099790)0x451a8049bd00:[0x4180387dabb5][email protected]#0.0.0.1+0x2ce stack: 0x800000
    2020-09-01T04:22:47.115Z cpu7:2099790)0x451a8049beb0:[0x4180386de2db][email protected]#0.0.0.1+0x590 stack: 0x43180fe83380
    2020-09-01T04:22:47.115Z cpu7:2099790)0x451a8049bf90:[0x4180375291ce]vmkWorldFunc@vmkernel#nover+0x4f stack: 0x4180375291ca
    2020-09-01T04:22:47.116Z cpu7:2099790)0x451a8049bfe0:[0x4180377107da]CpuSched_StartWorld@vmkernel#nover+0x77 stack: 0x0

    本リリースで、この問題は修正されました。

esx-update_7.0.1-0.25.17325551
パッチのカテゴリ バグ修正
パッチの重要度 最重要
ホストの再起動が必要 はい
仮想マシンの移行またはシャットダウンが必要 はい
影響を受けるハードウェア 該当なし
影響を受けるソフトウェア 該当なし

含まれる VIB

  • VMware_bootbank_loadesx_7.0.1-0.25.17325551
  • VMware_bootbank_esx-update_7.0.1-0.25.17325551
修正されたパッチ リリース  該当なし
CVE 番号 該当なし

loadesxesx-update の VIB をアップデートします。

    VMware-vmkata_0.1-1vmw.701.0.25.17325551
    パッチのカテゴリ バグ修正
    パッチの重要度
    ホストの再起動が必要 はい
    仮想マシンの移行またはシャットダウンが必要 はい
    影響を受けるハードウェア 該当なし
    影響を受けるソフトウェア 該当なし
    含まれる VIB
    • VMW_bootbank_vmkata_0.1-1vmw.701.0.25.17325551
    修正されたパッチ リリース  該当なし
    CVE 番号 該当なし

    vmkata VIB をアップデートします。

      HPE-nhpsa_70.0051.0.100-2vmw.701.0.25.17325551
      パッチのカテゴリ バグ修正
      パッチの重要度
      ホストの再起動が必要 はい
      仮想マシンの移行またはシャットダウンが必要 はい
      影響を受けるハードウェア 該当なし
      影響を受けるソフトウェア 該当なし
      含まれる VIB
      • VMW_bootbank_nhpsa_70.0051.0.100-2vmw.701.0.25.17325551
      修正されたパッチ リリース 2655992
      CVE 番号 該当なし

      nhpsa VIB をアップデートして、次の問題を解決します。

      • nhpsa ドライバのアップデート

        HPE スマート アレイ コントローラの ESXi ネイティブ ドライブのディスク サービサビリティ プラグイン nhpsa がバージョン 70.0051.0.100 にアップデートされ、いくつかの既知の問題を解決できるようになりました。

      VMware-vmkusb_0.1-1vmw.701.0.25.17325551
      パッチのカテゴリ バグ修正
      パッチの重要度
      ホストの再起動が必要 はい
      仮想マシンの移行またはシャットダウンが必要 はい
      影響を受けるハードウェア 該当なし
      影響を受けるソフトウェア 該当なし
      含まれる VIB
      • VMW_bootbank_vmkusb_0.1-1vmw.701.0.25.17325551
      修正されたパッチ リリース  該当なし
      CVE 番号 該当なし

      vmkusb VIB をアップデートします。
        Microchip-smartpqi_70.4000.0.100-4vmw.701.0.25.17325551
        パッチのカテゴリ バグ修正
        パッチの重要度
        ホストの再起動が必要 はい
        仮想マシンの移行またはシャットダウンが必要 はい
        影響を受けるハードウェア 該当なし
        影響を受けるソフトウェア 該当なし
        含まれる VIB
        • VMW_bootbank_smartpqi_70.4000.0.100-4vmw.701.0.25.17325551
        修正されたパッチ リリース 2661584
        CVE 番号 該当なし

        smartpqi VIB をアップデートして、次の問題を解決します。

        • smartpqi ドライバのアップデート

          Microsemi Smart ファミリ コントローラ用の ESXi ネイティブ SCSI ドライバのディスク サービサビリティ プラグイン smartpqi がバージョン 70.4000.0.100-5 にアップデートされ、不足していた複数のデバイス ID が含まれるようになりました。

        ESXi_7.0.1-0.20.17325020
        パッチのカテゴリ セキュリティ
        パッチの重要度 最重要
        ホストの再起動が必要 はい
        仮想マシンの移行またはシャットダウンが必要 はい
        影響を受けるハードウェア 該当なし
        影響を受けるソフトウェア 該当なし
        含まれる VIB
        • VMware_bootbank_crx_7.0.1-0.20.17325020
        • VMware_bootbank_esx-xserver_7.0.1-0.20.17325020
        • VMware_bootbank_esx-base_7.0.1-0.20.17325020
        • VMware_bootbank_esx-dvfilter-generic-fastpath_7.0.1-0.20.17325020
        • VMware_bootbank_native-misc-drivers_7.0.1-0.20.17325020
        • VMware_bootbank_vsan_7.0.1-0.20.17325020
        • VMware_bootbank_vsanhealth_7.0.1-0.20.17325020
        • VMware_bootbank_gc_7.0.1-0.20.17325020
        • VMware_bootbank_cpu-microcode_7.0.1-0.20.17325020
        • VMware_bootbank_vdfs_7.0.1-0.20.17325020
        修正されたパッチ リリース 2661006、2671485、2636149
        CVE 番号 CVE-2020-3999

        ESXi と esx-update のパッチは、相互に依存しています。ホストにパッチを適用する際の障害を回避するために、両方を 1 台の ESXi ホスト パッチ ベースラインに含めるか、ベースラインにロールアップ パッチを含めてください。

        次の問題を解決するために、esx-dvfilter-generic-fastpath、vsanhealth、vdfs、vsan、esx-base、crx、native-misc-drivers、esx-xserver、gc、および cpu-microcode の VIB をアップデートします。

        • ESXi 7.0 Update 1c では、GuestInfo 変数の不適切な入力検証によるサービス拒否の脆弱性に対応しています。通常のユーザー権限を持つ悪意のあるアクターが、仮想マシンにアクセスして仮想マシンの VMX プロセスで障害を発生させることで、サービス拒否状態を引き起こすことが可能です。Common Vulnerabilities and Exposures プロジェクト (cve.mitre.org) では、この問題に CVE-2020-3999 という識別子を割り当てています。詳細については、VMSA-2020-0029 を参照してください。

        • SQLite データベースのアップデート

          SQLite データベースはバージョン 3.33.0 にアップデートされました。

        • OpenSSL ライブラリのアップデート

          ESXi userworld OpenSSL ライブラリはバージョン openssl-1.0.2w にアップデートされました。

        • OpenSSH のアップデート

          OpenSSH バージョンが 8.3p1 にアップデートされています。

        • Network Time Protocol (NTP) デーモンのアップデート

          NTP デーモンがバージョン ntp-4.2.8p15 にアップデートされました。

        • libcurl ライブラリのアップデート

          ESXi userworld libcurl ライブラリはバージョン 7.72.0 にアップデートされました。

        • 次の VMware Tools ISO イメージが ESXi 7.0 Update 1c にバンドルされます。

          • windows.iso:VMware Tools 11.1.5 は Windows 7 SP1 または Windows Server 2008 R2 SP1 以降をサポートします。
          • linux.iso:Linux OS、glibc 2.5 以降用の VMware Tools 10.3.22 ISO イメージ。

          次の VMware Tools の ISO イメージをダウンロードできます。

          • VMware Tools 10.0.12:
            • winPreVista.iso:Windows 2000、Windows XP、Windows 2003 用。
            • linuxPreGLibc25.iso:glibc のバージョンが 2.5 より古い Linux OS 用。
               
          • VMware Tools 11.0.6
            • windows.iso:Windows Vista (SP2) および Windows Server 2008 Service Pack 2 (SP2) 用。
          • solaris.iso:VMware Tools イメージ (Solaris)。
          • darwin.iso:VMware Tools イメージ (OSX)。

          ESXi にバンドルされていない、特定のプラットフォーム用の VMware Tools をダウンロードする場合は、次のドキュメントに記載されている手順に従ってください。

        esx-update_7.0.1-0.20.17325020
        パッチのカテゴリ セキュリティ
        パッチの重要度 最重要
        ホストの再起動が必要 はい
        仮想マシンの移行またはシャットダウンが必要 はい
        影響を受けるハードウェア 該当なし
        影響を受けるソフトウェア 該当なし

        含まれる VIB

        • VMware_bootbank_esx-update_7.0.1-0.20.17325020
        • VMware_bootbank_loadesx_7.0.1-0.20.17325020
        修正されたパッチ リリース 該当なし
        CVE 番号 該当なし

        loadesxesx-update の VIB をアップデートします。

          VMware-vmkata_0.1-1vmw.701.0.20.17325020
          パッチのカテゴリ セキュリティ
          パッチの重要度 重要
          ホストの再起動が必要 はい
          仮想マシンの移行またはシャットダウンが必要 はい
          影響を受けるハードウェア 該当なし
          影響を受けるソフトウェア 該当なし
          含まれる VIB
          • VMW_bootbank_vmkata_0.1-1vmw.701.0.20.17325020
          修正されたパッチ リリース 該当なし
          CVE 番号 該当なし

          vmkata VIB をアップデートします。

            VMware-NVMeoF-RDMA_1.0.1.2-1vmw.701.0.20.17325020
            パッチのカテゴリ セキュリティ
            パッチの重要度 重要
            ホストの再起動が必要 はい
            仮想マシンの移行またはシャットダウンが必要 はい
            影響を受けるハードウェア 該当なし
            影響を受けるソフトウェア 該当なし
            含まれる VIB
            • VMW_bootbank_nvmerdma_1.0.1.2-1vmw.701.0.20.17325020
            修正されたパッチ リリース 該当なし
            CVE 番号 該当なし

            nvmerdma ​VIB をアップデートします。

              VMware-vmkfcoe_1.0.0.2-1vmw.701.0.20.17325020
              パッチのカテゴリ セキュリティ
              パッチの重要度 重要
              ホストの再起動が必要 はい
              仮想マシンの移行またはシャットダウンが必要 はい
              影響を受けるハードウェア 該当なし
              影響を受けるソフトウェア 該当なし
              含まれる VIB
              • VMW_bootbank_vmkfcoe_1.0.0.2-1vmw.701.0.20.17325020
              修正されたパッチ リリース  該当なし
              CVE 番号 該当なし

              vmkfcoe ​VIB をアップデートします。
                VMware-vmkusb_0.1-1vmw.701.0.20.17325020
                パッチのカテゴリ セキュリティ
                パッチの重要度 重要
                ホストの再起動が必要 はい
                仮想マシンの移行またはシャットダウンが必要 はい
                影響を受けるハードウェア 該当なし
                影響を受けるソフトウェア 該当なし
                含まれる VIB
                • VMW_bootbank_vmkusb_0.1-1vmw.701.0.20.17325020
                修正されたパッチ リリース  該当なし
                CVE 番号 該当なし

                vmkusb VIB をアップデートします。

                  ESXi-7.0U1c-17325551-standard
                  プロファイル名 ESXi-7.0U1c-17325551-standard
                  ビルド ビルドの詳細については、「本リリースに含まれるパッチ」を参照してください。
                  ベンダー VMware, Inc.
                  リリース日 2020 年 12 月 17 日
                  許容レベル PartnerSupported
                  影響を受けるハードウェア 該当なし
                  影響を受けるソフトウェア 該当なし
                  影響のある VIB
                  • VMware_bootbank_crx_7.0.1-0.25.17325551
                  • VMware_bootbank_esx-xserver_7.0.1-0.25.17325551
                  • VMware_bootbank_esx-base_7.0.1-0.25.17325551
                  • VMware_bootbank_esx-dvfilter-generic-fastpath_7.0.1-0.25.17325551
                  • VMware_bootbank_native-misc-drivers_7.0.1-0.25.17325551
                  • VMware_bootbank_vsan_7.0.1-0.25.17325551
                  • VMware_bootbank_vsanhealth_7.0.1-0.25.17325551
                  • VMware_bootbank_gc_7.0.1-0.25.17325551
                  • VMware_bootbank_cpu-microcode_7.0.1-0.25.17325551
                  • VMware_bootbank_vdfs_7.0.1-0.25.17325551
                  • VMware_bootbank_loadesx_7.0.1-0.25.17325551
                  • VMware_bootbank_esx-update_7.0.1-0.25.17325551
                  • VMware_bootbank_loadesx_7.0.1-0.25.17325551
                  • VMware_bootbank_esx-update_7.0.1-0.25.17325551
                  • VMW_bootbank_nhpsa_70.0051.0.100-2vmw.701.0.25.17325551
                  • VMW_bootbank_vmkusb_0.1-1vmw.701.0.25.17325551
                  • VMW_bootbank_smartpqi_70.4000.0.100-4vmw.701.0.25.17325551
                  修正されたパッチ リリース 2656093、2652863、2653874、2643508、2644189、2652344、2661064、2667291、2662512、2644221、2662606、2661153、2655181、2657411、2675442、2657649、2662558、2661818、2664084、2625155、2658647、2659015、2654686、2664278、2676632、2647557、2647557、2628899、2663717、2633194、2661808、2670891、2665031、2644003、2664045、2655992、2661584
                  関連する CVE 番号 CVE-2020-3999
                  • このパッチでは、以下の問題がアップデートされています。
                    • ESXi ホストのネットワーク チーミング フェイルバック遅延のパラメータ Net.TeamPolicyUpDelay は現在 10 分に設定されていますが、環境によっては、再起動後に物理スイッチがデータを送受信できるようになるまで 10 分以上かかる場合があります。その結果、ネットワーク接続が切断されることがあります。

                    • フィルタの追加や削除など、DFW フィルタの再構成アクティビティを行うと、一部のフィルタでパケットがドロップされることがあります。その結果、仮想マシンのネットワーク接続が切断され、vmnic をリセットするか、ポート グループを変更するか、仮想マシンを再起動してトラフィックをリストアする必要が生じます。失敗したフィルタについては、summarize-dvfilter コマンドの出力に「state: IOChain Detaching」と表示されます。

                    • 3D 対応仮想マシンで 3D アクセラレーションを使用するグラフィック アプリケーションを操作しているときに、一部のレンダリング操作でバッファの過剰読み取りが行われたために SIGSEGV エラーが発生して失敗することがあります。

                    • ホットプラグ操作中に仮想マシンを再起動またはリセットすると、仮想マシンの vmware.log ファイルのログによって使用可能なディスク容量がいっぱいになり、仮想マシンが応答しなくなることがあります。ログのメッセージは次のように同一です:acpiNotifyQueue: Spurious ACPI event completion, data 0xFFFFFFFF

                    • 複数の仮想 CPU が搭載され、SEV-ES が有効になっている Linux 仮想マシンを起動すると、CPU0 以外のすべての CPU がオフラインになります。他の CPU をオンラインにすることはできません。dmesg コマンドを実行すると、smpboot: do_boot_cpu failed(-1) to wakeup CPU#1 のようなエラーが返されます。

                    • .vswp スワップ ファイルが仮想マシン ディレクトリにある場合、ディレクトリ内のすべてのファイルをスキャンする際に「Device or resource busy」というエラー メッセージが表示されます。また、vSAN 名前空間オブジェクトで I/O フローが追加され、hostd サービスのパフォーマンスが低下します。
                      この問題は、.vswp 拡張子を持つファイルをオブジェクト記述子として開く場合に発生します。VMX プロセスと仮想マシンのメイン メモリのスワップ ファイルの拡張子は同じ .vswp ですが、VMX プロセスのスワップ ファイルをオブジェクト記述子として開くことはできません。

                    • まれに、複数のスレッドが、同一のディレクトリでファイルの作成やディレクトリの削除を試行して競合状態になった場合、デッドロックが発生し、hostd サービスが停止することがあります。hostd サービスは、ESXi ホストを再起動した後にのみリストアされます。vmkernel ログに次のようなエラーが記録されます。

                      2020-03-31T05:20:00.509Z cpu12:4528223)ALERT: hostd detected to be non-responsive.

                      このデッドロックは他のサービスにも影響する可能性がありますが、競合状態の期間は短く、問題は頻繁に発生しません。

                    • 仮想マシンの暗号化に数時間かかり、最終的に hostd サービスのログに「The file already exists」エラーが記録されて失敗することがあります。この問題は、仮想マシンの構成ファイルの中に実体のない、または未使用の <vm name="">.nvram ファイルが存在する場合に発生します。仮想マシンの .vmx ファイル内に NVRAM = "NVRAM" などのエントリが含まれている場合、暗号化操作を行うと、.nvram ファイル拡張子を持つ暗号化されたファイルが作成されます。このファイルは、システムによって、実体のない既存ファイルの重複であると見なされます。

                    • vSAN が 256 GB 以上のメモリ キャッシュを無効にする際に、ESXi ホストがパープル スクリーンを表示して停止することがあります。

                    • ESXi ホストのシステム ログを収集するオプションとして LiveCoreDump を有効にした場合、ホストが応答しなくなることがあります。パープル スクリーンに「#PF Exception 14 in world 2125468」などのエラーが表示されます。

                    • HP Gen10 サーバのファームウェア バージョンをアップグレードすると、センサー エンティティ ID 44.x に関連する、I/O Module 2 ALOM_Link_P2 および NIC_Link_02P2 センサーの健全性アラームが表示されることがあります。このアラームは実際の健全性問題を示すものではないため、ファームウェアのバージョンに関係なく無視することができます。

                    • Active Directory 構成の RC4 を無効にすると、「Failed to authenticate user」エラーが発生して ESXi ホストに対するユーザー認証が失敗することがあります。

                    • NFS サーバのフェイルオーバーまたはフェイルバック操作中に再利用要求が繰り返されると、未解決の再要求が失敗して、NFS 4.1 データストア上の仮想マシンが応答しなくなります。

                    • vSphere vMotion の使用による以降操作、サスペンド状態の仮想マシンのレジューム、ホットプラグ操作の後に、仮想マシンをスナップショットからレジュームすると、特定のディスク I/O ワークロードで報告される %SYS 時間が若干長くなることがあります。この問題は、ゲスト ワークロードに合わせた PVSCSI 仮想ストレージ アダプタの内部キューの動的なサイズ調整が停止することがあるために発生します。その結果、I/O アクティビティが増大しているときにドライバのオーバーヘッドが増加し、特定のディスク I/O ワークロードの %SYS 時間が若干長くなることがあります。この問題は、NVMe および LSI 仮想デバイスには影響しません。

                    • EVC クラスタ内の AMD ホスト上の Java アプリケーションが起動に失敗し、次のエラーが報告されることがあります:Unknown x64 processor: SSE2 not supported。この問題は、CPUID フィールド family (leaf 1, EAX, bits 11-8) の値が正しくない場合に発生します。その結果、vCenter Server Appliance 上の Lookup Service および他の Java ベースのサービスを開始できなくなります。

                    • HPE ProLiant Gen10 や Gen10 Plus などの HPE サーバを iLO 5 ファームウェアバージョン 2.30 にアップグレードすると、vSphere Client にメモリ センサーの健全性アラートが表示されます。この問題は、アップグレード後に最初の LUN が有効になっている場合に、ハードウェア健全性監視システムで Mem_Stat_* センサーが適切にデコードされないために発生します。

                    • Read Capacity 16 をサポートしていない VID:PID/0bda:0329 Realtek Semiconductor Corp USB 3.0 SD カード リーダーを使用する ESXi ホストでは、vmkernel ログに次のような多数のエラーが記録されることがあります。
                      2020-06-30T13:26:06.141Z cpu0:2097243)ScsiDeviceIO: 3449: Cmd(0x459ac1350600) 0x9e, CmdSN 0x2452e from world 0 to dev "mpx.vmhba32:C0:T0:L0" failed H:0x7 D:0x0 P:0x0 Invalid sense data: 0x0 0x6e 0x73.
                      および
                      2020-06-30T14:23:18.280Z cpu0:2097243)WARNING: NMP: nmp_DeviceRequestFastDeviceProbe:237: NMP device "mpx.vmhba32:C0:T0:L0" state in doubt; requested fast path state update...

                    • 数値センサーの名前プロパティに UTF8 以外の文字列が含まれている場合、vpxa サービスが失敗し、ESXi ホストが vCenter Server システムから切断されます。

                    • センサー エントリの処理中にエラーが発生したため、memoryStatusInfo および cpuStatusInfo データに、CPU 以外およびメモリ以外のセンサーのステータスも誤って含まれる可能性があります。これにより、管理対象オブジェクト ブラウザの CPU センサーとメモリ センサーのステータスが正しく表示されなくなります。

                    • VMFS パーティションが破損している、フォーマットされていない、またはシステムの所有権が異なるためにマウントできないデータストアを含むメディアに ESXi をインストールすると、失敗することがあります。アップグレードまたはインストール中に、ESXi インストーラによって、接続された USB 起動メディアの VMFS パーティションが削除されることもあります。

                    • ESXi 6.7 Update 2 以降から 7.x にアップグレードした場合、起動デバイス上のスクラッチ パーティションに構成された監査レコードは維持されません。ESXi post 6.7 Update 2 以降の National Information Assurance Partnership (NIAP) 証明書の要件は、アップグレード後も /scratch 内にある監査レコードが維持されることです。

                    • バックアップ操作後、「Block list: Cannot convert disk path <vmdk file> to real path, skipping.」などの同一のエラー メッセージが hostd.log ファイルに大量に記録されます。この問題により、他の hostd サービス ログが記録されず、ログ メモリがいっぱいになる可能性があります。

                    • vSphere HA 環境で、複数の ESXi ホストが、同じ分かりやすい名前を持つ config-vVol を同時に作成およびマウントしようとして競合する可能性がある場合、vSphere Virtual Volumes アルゴリズムは UUID を使用して選択します。ただし、UUID によって選択された config-vVol が、ESXi ホストが要求した最初の config-vVol でない場合があり、これによって vSphere Virtual Volumes データストアに問題が発生する可能性があります。

                    • vCenter Server システムをアップグレードした後に、Vpx.Vpxa.config.log.level オプションが見つからなくなるか、無効になるために、vSphere Client または API を使用して ESX ホスト上の vpxa サービスのログ レベルの構成を変更できないことがあります。 

                    • USB や FCoE などの低速な起動デバイスに ESXi がインストールされている場合、ESXi が起動デバイスのストレージ パスを検出できないことがあります。その結果、起動バンク パーティションおよびその他のパーティション(/scratch など)は識別されず、構成の変更は保存されなくなります。ESXi が起動すると、/bootbank/scratch シンボリック リンクは一時的なメモリ内パスを参照します。

                    • vSphere Lifecycle Manager クラスタ イメージの管理下にある Lifecycle Manager エージェントが、ESXi ホストに接続して、インストールなどのタスクを開始できない場合があります。その結果、vSphere Client に「vCenter Server から vSphere HA エージェントにアクセスできません」などのエラーが表示されます。この障害は、ESXi ホストの vSphere Lifecycle Manager タスク ステータス データベースが頻繁にクリーンアップされず、Lifecycle Manager エージェントにデータベース ファイルのサイズを処理するのに必要なメモリが割り当てられていない場合に発生します。

                    • クラスタ イメージの管理操作中に、vSphere Lifecycle Manager が ESXi ホスト上の Lifecycle Manager エージェントに接続できなくなることがあります。vSphere Client に「ホスト API の呼び出し時に不明なエラーが発生しました」などのエラーが表示されます。この障害は、ESXi ホストの vSphere Lifecycle Manager タスク ステータス データベースが頻繁にクリーンアップされず、Lifecycle Manager エージェントにデータベース ファイルのサイズを処理するのに必要なメモリが割り当てられていない場合に発生します。

                    • vSphere Lifecycle Manager クラスタ イメージの管理下にある vSphere HA エージェントが、ESXi ホストを構成できない場合があります。その結果、vSphere Client に次のようなエラーが表示されます。
                      ホスト上で vSphere HA エージェントの設定を完了できません。クラスタへの HA VIB の適用中に障害が発生しました。 
                      この障害は、ESXi ホストでの vSphere HA エージェントのインストール プロセスが、割り当て容量を超えるメモリを使用していることがあるために発生します。

                    • vSphere Client で、ハードウェアの健全性に関する警告が表示され、ESXi ホスト上の一部のセンサーのステータスが「Unknown」であると報告されます。

                    • [NTP 設定の編集] ダイアログ ボックスを開いて閉じると、変更を加えない場合でも [ホストと連動して起動および停止] オプションはオフになります。ESXi ホストをパワーオンしても、NTP サービスは起動しません。vSphere Client の NTP サービス起動ポリシーのオプション [ホストと連動して起動および停止] は選択されています。ただし、ESX Shell で chkconfig –list コマンドを実行すると、NTP サービスはオフになっています。

                    • ファイバ チャネル ストレージにアクセスする手段としてソフトウェア FCoE アダプタを無効にすると、CBT モジュールがロードに失敗し、ESXi が起動デバイスを検出できなくなることがあります。その結果、スナップショットの作成や統合などのスナップショット操作は失敗します。

                    • 接続問題が発生した場合、VMware との接続を必要とする vSAN 健全性チェックがタイムアウトになることがあります。vSphere Client に、次のようなエラー メッセージが表示されます。
                      vSAN の健全性情報をクエリできません。詳細については、vSphere Client ログを確認してください。
                      この問題は、オンライン健全性チェック、HCL アップデート、および vSphere Lifecycle Manager ベースラインの推奨事項に影響する可能性があります。vCenter Server がこの問題を解決できない場合は、DNS エントリのクエリ中に vSAN 健全性チェックがタイムアウトになることがあります。

                    • 削除するためにディスクの使用を停止すると、ESXi ホストがパープル スクリーンを表示して停止することがあります。バックトレースに次のようなエントリが記録されます。

                      2020-09-01T04:22:47.112Z cpu7:2099790)@BlueScreen: Failed at bora/modules/vmkernel/lsomcommon/ssdlog/ssdopslog.c:398 -- NOT REACHED
                      2020-09-01T04:22:47.112Z cpu7:2099790)Code start: 0x418037400000 VMK uptime: 0:00:39:25.026
                      2020-09-01T04:22:47.112Z cpu7:2099790)0x451a8049b9e0:[0x41803750bb65]PanicvPanicInt@vmkernel#nover+0x439 stack: 0x44a00000001
                      2020-09-01T04:22:47.112Z cpu7:2099790)0x451a8049ba80:[0x41803750c0a2]Panic_vPanic@vmkernel#nover+0x23 stack: 0x121
                      2020-09-01T04:22:47.113Z cpu7:2099790)0x451a8049baa0:[0x4180375219c0]vmk_PanicWithModuleID@vmkernel#nover+0x41 stack: 0x451a8049bb00
                      2020-09-01T04:22:47.113Z cpu7:2099790)0x451a8049bb00:[0x41803874707a]SSDLOG_FreeLogEntry@LSOMCommon#1+0x32b stack: 0x800000
                      2020-09-01T04:22:47.113Z cpu7:2099790)0x451a8049bb70:[0x4180387ae4d1][email protected]#0.0.0.1+0x2e stack: 0x712d103
                      2020-09-01T04:22:47.114Z cpu7:2099790)0x451a8049bbe0:[0x4180387dd08d][email protected]#0.0.0.1+0x72 stack: 0x431b19603150
                      2020-09-01T04:22:47.114Z cpu7:2099790)0x451a8049bcd0:[0x4180387dd2d3][email protected]#0.0.0.1+0x80 stack: 0x4318102ba7a0
                      2020-09-01T04:22:47.115Z cpu7:2099790)0x451a8049bd00:[0x4180387dabb5][email protected]#0.0.0.1+0x2ce stack: 0x800000
                      2020-09-01T04:22:47.115Z cpu7:2099790)0x451a8049beb0:[0x4180386de2db][email protected]#0.0.0.1+0x590 stack: 0x43180fe83380
                      2020-09-01T04:22:47.115Z cpu7:2099790)0x451a8049bf90:[0x4180375291ce]vmkWorldFunc@vmkernel#nover+0x4f stack: 0x4180375291ca
                      2020-09-01T04:22:47.116Z cpu7:2099790)0x451a8049bfe0:[0x4180377107da]CpuSched_StartWorld@vmkernel#nover+0x77 stack: 0x0
                    • NVME デバイスに複数の名前空間が構成されている場合は、名前空間の数に基づいて、vSAN セキュア ディスク ワイプ操作が動的に変更されることがあります。VxRail や Google Cloud Platform などでセキュア ワイプ処理が進行している場合に、新しい名前空間が構成されると、新しく追加された名前空間のデータが消去されることがあります。

                    • HPE スマート アレイ コントローラの ESXi ネイティブ ドライブのディスク サービサビリティ プラグイン nhpsa がバージョン 70.0051.0.100 にアップデートされ、いくつかの既知の問題を解決できるようになりました。

                    • Microsemi Smart ファミリ コントローラ用の ESXi ネイティブ SCSI ドライバのディスク サービサビリティ プラグイン smartpqi がバージョン 70.4000.0.100-5 にアップデートされ、不足していた複数のデバイス ID が含まれるようになりました。

                  ESXi-7.0U1c-17325551-no-tools
                  プロファイル名 ESXi-7.0U1c-17325551-no-tools
                  ビルド ビルドの詳細については、「本リリースに含まれるパッチ」を参照してください。
                  ベンダー VMware, Inc.
                  リリース日 2020 年 12 月 17 日
                  許容レベル PartnerSupported
                  影響を受けるハードウェア 該当なし
                  影響を受けるソフトウェア 該当なし
                  影響のある VIB
                  • VMware_bootbank_crx_7.0.1-0.25.17325551
                  • VMware_bootbank_esx-xserver_7.0.1-0.25.17325551
                  • VMware_bootbank_esx-base_7.0.1-0.25.17325551
                  • VMware_bootbank_esx-dvfilter-generic-fastpath_7.0.1-0.25.17325551
                  • VMware_bootbank_native-misc-drivers_7.0.1-0.25.17325551
                  • VMware_bootbank_vsan_7.0.1-0.25.17325551
                  • VMware_bootbank_vsanhealth_7.0.1-0.25.17325551
                  • VMware_bootbank_gc_7.0.1-0.25.17325551
                  • VMware_bootbank_cpu-microcode_7.0.1-0.25.17325551
                  • VMware_bootbank_vdfs_7.0.1-0.25.17325551
                  • VMware_bootbank_loadesx_7.0.1-0.25.17325551
                  • VMware_bootbank_esx-update_7.0.1-0.25.17325551
                  • VMware_bootbank_loadesx_7.0.1-0.25.17325551
                  • VMware_bootbank_esx-update_7.0.1-0.25.17325551
                  • VMW_bootbank_nhpsa_70.0051.0.100-2vmw.701.0.25.17325551
                  • VMW_bootbank_vmkusb_0.1-1vmw.701.0.25.17325551
                  • VMW_bootbank_smartpqi_70.4000.0.100-4vmw.701.0.25.17325551
                  修正されたパッチ リリース 2656093、2652863、2653874、2643508、2644189、2652344、2661064、2667291、2662512、2644221、2662606、2661153、2655181、2657411、2675442、2657649、2662558、2661818、2664084、2625155、2658647、2659015、2654686、2664278、2676632、2647557、2647557、2628899、2663717、2633194、2661808、2670891、2665031、2644003、2664045、2655992、2661584
                  関連する CVE 番号 CVE-2020-3999
                  • このパッチでは、以下の問題がアップデートされています。
                    • ESXi ホストのネットワーク チーミング フェイルバック遅延のパラメータ Net.TeamPolicyUpDelay は現在 10 分に設定されていますが、環境によっては、再起動後に物理スイッチがデータを送受信できるようになるまで 10 分以上かかる場合があります。その結果、ネットワーク接続が切断されることがあります。

                    • フィルタの追加や削除など、DFW フィルタの再構成アクティビティを行うと、一部のフィルタでパケットがドロップされることがあります。その結果、仮想マシンのネットワーク接続が切断され、vmnic をリセットするか、ポート グループを変更するか、仮想マシンを再起動してトラフィックをリストアする必要が生じます。失敗したフィルタについては、summarize-dvfilter コマンドの出力に「state: IOChain Detaching」と表示されます。

                    • 3D 対応仮想マシンで 3D アクセラレーションを使用するグラフィック アプリケーションを操作しているときに、一部のレンダリング操作でバッファの過剰読み取りが行われたために SIGSEGV エラーが発生して失敗することがあります。

                    • ホットプラグ操作中に仮想マシンを再起動またはリセットすると、仮想マシンの vmware.log ファイルのログによって使用可能なディスク容量がいっぱいになり、仮想マシンが応答しなくなることがあります。ログのメッセージは次のように同一です:acpiNotifyQueue: Spurious ACPI event completion, data 0xFFFFFFFF

                    • 複数の仮想 CPU が搭載され、SEV-ES が有効になっている Linux 仮想マシンを起動すると、CPU0 以外のすべての CPU がオフラインになります。他の CPU をオンラインにすることはできません。dmesg コマンドを実行すると、smpboot: do_boot_cpu failed(-1) to wakeup CPU#1 のようなエラーが返されます。

                    • .vswp スワップ ファイルが仮想マシン ディレクトリにある場合、ディレクトリ内のすべてのファイルをスキャンする際に「Device or resource busy」というエラー メッセージが表示されます。また、vSAN 名前空間オブジェクトで I/O フローが追加され、hostd サービスのパフォーマンスが低下します。
                      この問題は、.vswp 拡張子を持つファイルをオブジェクト記述子として開く場合に発生します。VMX プロセスと仮想マシンのメイン メモリのスワップ ファイルの拡張子は同じ .vswp ですが、VMX プロセスのスワップ ファイルをオブジェクト記述子として開くことはできません。

                    • まれに、複数のスレッドが、同一のディレクトリでファイルの作成やディレクトリの削除を試行して競合状態になった場合、デッドロックが発生し、hostd サービスが停止することがあります。hostd サービスは、ESXi ホストを再起動した後にのみリストアされます。vmkernel ログに次のようなエラーが記録されます。

                      2020-03-31T05:20:00.509Z cpu12:4528223)ALERT: hostd detected to be non-responsive.

                      このデッドロックは他のサービスにも影響する可能性がありますが、競合状態の期間は短く、問題は頻繁に発生しません。

                    • 仮想マシンの暗号化に数時間かかり、最終的に hostd サービスのログに「The file already exists」エラーが記録されて失敗することがあります。この問題は、仮想マシンの構成ファイルの中に実体のない、または未使用の <vm name="">.nvram ファイルが存在する場合に発生します。仮想マシンの .vmx ファイル内に NVRAM = "NVRAM" などのエントリが含まれている場合、暗号化操作を行うと、.nvram ファイル拡張子を持つ暗号化されたファイルが作成されます。このファイルは、システムによって、実体のない既存ファイルの重複であると見なされます。

                    • vSAN が 256 GB 以上のメモリ キャッシュを無効にする際に、ESXi ホストがパープル スクリーンを表示して停止することがあります。

                    • ESXi ホストのシステム ログを収集するオプションとして LiveCoreDump を有効にした場合、ホストが応答しなくなることがあります。パープル スクリーンに「#PF Exception 14 in world 2125468」などのエラーが表示されます。

                    • HP Gen10 サーバのファームウェア バージョンをアップグレードすると、センサー エンティティ ID 44.x に関連する、I/O Module 2 ALOM_Link_P2 および NIC_Link_02P2 センサーの健全性アラームが表示されることがあります。このアラームは実際の健全性問題を示すものではないため、ファームウェアのバージョンに関係なく無視することができます。

                    • Active Directory 構成の RC4 を無効にすると、「Failed to authenticate user」エラーが発生して ESXi ホストに対するユーザー認証が失敗することがあります。

                    • NFS サーバのフェイルオーバーまたはフェイルバック操作中に再利用要求が繰り返されると、未解決の再要求が失敗して、NFS 4.1 データストア上の仮想マシンが応答しなくなります。

                    • vSphere vMotion の使用による以降操作、サスペンド状態の仮想マシンのレジューム、ホットプラグ操作の後に、仮想マシンをスナップショットからレジュームすると、特定のディスク I/O ワークロードで報告される %SYS 時間が若干長くなることがあります。この問題は、ゲスト ワークロードに合わせた PVSCSI 仮想ストレージ アダプタの内部キューの動的なサイズ調整が停止することがあるために発生します。その結果、I/O アクティビティが増大しているときにドライバのオーバーヘッドが増加し、特定のディスク I/O ワークロードの %SYS 時間が若干長くなることがあります。この問題は、NVMe および LSI 仮想デバイスには影響しません。

                    • EVC クラスタ内の AMD ホスト上の Java アプリケーションが起動に失敗し、次のエラーが報告されることがあります:Unknown x64 processor: SSE2 not supported。この問題は、CPUID フィールド family (leaf 1, EAX, bits 11-8) の値が正しくない場合に発生します。その結果、vCenter Server Appliance 上の Lookup Service および他の Java ベースのサービスを開始できなくなります。

                    • HPE ProLiant Gen10 や Gen10 Plus などの HPE サーバを iLO 5 ファームウェアバージョン 2.30 にアップグレードすると、vSphere Client にメモリ センサーの健全性アラートが表示されます。この問題は、アップグレード後に最初の LUN が有効になっている場合に、ハードウェア健全性監視システムで Mem_Stat_* センサーが適切にデコードされないために発生します。

                    • Read Capacity 16 をサポートしていない VID:PID/0bda:0329 Realtek Semiconductor Corp USB 3.0 SD カード リーダーを使用する ESXi ホストでは、vmkernel ログに次のような多数のエラーが記録されることがあります。
                      2020-06-30T13:26:06.141Z cpu0:2097243)ScsiDeviceIO: 3449: Cmd(0x459ac1350600) 0x9e, CmdSN 0x2452e from world 0 to dev "mpx.vmhba32:C0:T0:L0" failed H:0x7 D:0x0 P:0x0 Invalid sense data: 0x0 0x6e 0x73.
                      および
                      2020-06-30T14:23:18.280Z cpu0:2097243)WARNING: NMP: nmp_DeviceRequestFastDeviceProbe:237: NMP device "mpx.vmhba32:C0:T0:L0" state in doubt; requested fast path state update...

                    • 数値センサーの名前プロパティに UTF8 以外の文字列が含まれている場合、vpxa サービスが失敗し、ESXi ホストが vCenter Server システムから切断されます。

                    • センサー エントリの処理中にエラーが発生したため、memoryStatusInfo および cpuStatusInfo データに、CPU 以外およびメモリ以外のセンサーのステータスも誤って含まれる可能性があります。これにより、管理対象オブジェクト ブラウザの CPU センサーとメモリ センサーのステータスが正しく表示されなくなります。

                    • VMFS パーティションが破損している、フォーマットされていない、またはシステムの所有権が異なるためにマウントできないデータストアを含むメディアに ESXi をインストールすると、失敗することがあります。アップグレードまたはインストール中に、ESXi インストーラによって、接続された USB 起動メディアの VMFS パーティションが削除されることもあります。

                    • ESXi 6.7 Update 2 以降から 7.x にアップグレードした場合、起動デバイス上のスクラッチ パーティションに構成された監査レコードは維持されません。ESXi post 6.7 Update 2 以降の National Information Assurance Partnership (NIAP) 証明書の要件は、アップグレード後も /scratch 内にある監査レコードが維持されることです。

                    • バックアップ操作後、「Block list: Cannot convert disk path <vmdk file> to real path, skipping.」などの同一のエラー メッセージが hostd.log ファイルに大量に記録されます。この問題により、他の hostd サービス ログが記録されず、ログ メモリがいっぱいになる可能性があります。

                    • vSphere HA 環境で、複数の ESXi ホストが、同じ分かりやすい名前を持つ config-vVol を同時に作成およびマウントしようとして競合する可能性がある場合、vSphere Virtual Volumes アルゴリズムは UUID を使用して選択します。ただし、UUID によって選択された config-vVol が、ESXi ホストが要求した最初の config-vVol でない場合があり、これによって vSphere Virtual Volumes データストアに問題が発生する可能性があります。

                    • vCenter Server システムをアップグレードした後に、Vpx.Vpxa.config.log.level オプションが見つからなくなるか、無効になるために、vSphere Client または API を使用して ESX ホスト上の vpxa サービスのログ レベルの構成を変更できないことがあります。 

                    • USB や FCoE などの低速な起動デバイスに ESXi がインストールされている場合、ESXi が起動デバイスのストレージ パスを検出できないことがあります。その結果、起動バンク パーティションおよびその他のパーティション(/scratch など)は識別されず、構成の変更は保存されなくなります。ESXi が起動すると、/bootbank/scratch シンボリック リンクは一時的なメモリ内パスを参照します。

                    • vSphere Lifecycle Manager クラスタ イメージの管理下にある Lifecycle Manager エージェントが、ESXi ホストに接続して、インストールなどのタスクを開始できない場合があります。その結果、vSphere Client に「vCenter Server から vSphere HA エージェントにアクセスできません」などのエラーが表示されます。この障害は、ESXi ホストの vSphere Lifecycle Manager タスク ステータス データベースが頻繁にクリーンアップされず、Lifecycle Manager エージェントにデータベース ファイルのサイズを処理するのに必要なメモリが割り当てられていない場合に発生します。

                    • クラスタ イメージの管理操作中に、vSphere Lifecycle Manager が ESXi ホスト上の Lifecycle Manager エージェントに接続できなくなることがあります。vSphere Client に「ホスト API の呼び出し時に不明なエラーが発生しました」などのエラーが表示されます。この障害は、ESXi ホストの vSphere Lifecycle Manager タスク ステータス データベースが頻繁にクリーンアップされず、Lifecycle Manager エージェントにデータベース ファイルのサイズを処理するのに必要なメモリが割り当てられていない場合に発生します。

                    • vSphere Lifecycle Manager クラスタ イメージの管理下にある vSphere HA エージェントが、ESXi ホストを構成できない場合があります。その結果、vSphere Client に次のようなエラーが表示されます。
                      ホスト上で vSphere HA エージェントの設定を完了できません。クラスタへの HA VIB の適用中に障害が発生しました。 
                      この障害は、ESXi ホストでの vSphere HA エージェントのインストール プロセスが、割り当て容量を超えるメモリを使用していることがあるために発生します。

                    • vSphere Client で、ハードウェアの健全性に関する警告が表示され、ESXi ホスト上の一部のセンサーのステータスが「Unknown」であると報告されます。

                    • [NTP 設定の編集] ダイアログ ボックスを開いて閉じると、変更を加えない場合でも [ホストと連動して起動および停止] オプションはオフになります。ESXi ホストをパワーオンしても、NTP サービスは起動しません。vSphere Client の NTP サービス起動ポリシーのオプション [ホストと連動して起動および停止] は選択されています。ただし、ESX Shell で chkconfig –list コマンドを実行すると、NTP サービスはオフになっています。

                    • ファイバ チャネル ストレージにアクセスする手段としてソフトウェア FCoE アダプタを無効にすると、CBT モジュールがロードに失敗し、ESXi が起動デバイスを検出できなくなることがあります。その結果、スナップショットの作成や統合などのスナップショット操作は失敗します。

                    • 接続問題が発生した場合、VMware との接続を必要とする vSAN 健全性チェックがタイムアウトになることがあります。vSphere Client に、次のようなエラー メッセージが表示されます。
                      vSAN の健全性情報をクエリできません。詳細については、vSphere Client ログを確認してください。
                      この問題は、オンライン健全性チェック、HCL アップデート、および vSphere Lifecycle Manager ベースラインの推奨事項に影響する可能性があります。vCenter Server がこの問題を解決できない場合は、DNS エントリのクエリ中に vSAN 健全性チェックがタイムアウトになることがあります。

                    • 削除するためにディスクの使用を停止すると、ESXi ホストがパープル スクリーンを表示して停止することがあります。バックトレースに次のようなエントリが記録されます。

                      2020-09-01T04:22:47.112Z cpu7:2099790)@BlueScreen: Failed at bora/modules/vmkernel/lsomcommon/ssdlog/ssdopslog.c:398 -- NOT REACHED
                      2020-09-01T04:22:47.112Z cpu7:2099790)Code start: 0x418037400000 VMK uptime: 0:00:39:25.026
                      2020-09-01T04:22:47.112Z cpu7:2099790)0x451a8049b9e0:[0x41803750bb65]PanicvPanicInt@vmkernel#nover+0x439 stack: 0x44a00000001
                      2020-09-01T04:22:47.112Z cpu7:2099790)0x451a8049ba80:[0x41803750c0a2]Panic_vPanic@vmkernel#nover+0x23 stack: 0x121
                      2020-09-01T04:22:47.113Z cpu7:2099790)0x451a8049baa0:[0x4180375219c0]vmk_PanicWithModuleID@vmkernel#nover+0x41 stack: 0x451a8049bb00
                      2020-09-01T04:22:47.113Z cpu7:2099790)0x451a8049bb00:[0x41803874707a]SSDLOG_FreeLogEntry@LSOMCommon#1+0x32b stack: 0x800000
                      2020-09-01T04:22:47.113Z cpu7:2099790)0x451a8049bb70:[0x4180387ae4d1][email protected]#0.0.0.1+0x2e stack: 0x712d103
                      2020-09-01T04:22:47.114Z cpu7:2099790)0x451a8049bbe0:[0x4180387dd08d][email protected]#0.0.0.1+0x72 stack: 0x431b19603150
                      2020-09-01T04:22:47.114Z cpu7:2099790)0x451a8049bcd0:[0x4180387dd2d3][email protected]#0.0.0.1+0x80 stack: 0x4318102ba7a0
                      2020-09-01T04:22:47.115Z cpu7:2099790)0x451a8049bd00:[0x4180387dabb5][email protected]#0.0.0.1+0x2ce stack: 0x800000
                      2020-09-01T04:22:47.115Z cpu7:2099790)0x451a8049beb0:[0x4180386de2db][email protected]#0.0.0.1+0x590 stack: 0x43180fe83380
                      2020-09-01T04:22:47.115Z cpu7:2099790)0x451a8049bf90:[0x4180375291ce]vmkWorldFunc@vmkernel#nover+0x4f stack: 0x4180375291ca
                      2020-09-01T04:22:47.116Z cpu7:2099790)0x451a8049bfe0:[0x4180377107da]CpuSched_StartWorld@vmkernel#nover+0x77 stack: 0x0
                    • NVME デバイスに複数の名前空間が構成されている場合は、名前空間の数に基づいて、vSAN セキュア ディスク ワイプ操作が動的に変更されることがあります。VxRail や Google Cloud Platform などでセキュア ワイプ処理が進行している場合に、新しい名前空間が構成されると、新しく追加された名前空間のデータが消去されることがあります。

                    • HPE スマート アレイ コントローラの ESXi ネイティブ ドライブのディスク サービサビリティ プラグイン nhpsa がバージョン 70.0051.0.100 にアップデートされ、いくつかの既知の問題を解決できるようになりました。

                    • Microsemi Smart ファミリ コントローラ用の ESXi ネイティブ SCSI ドライバのディスク サービサビリティ プラグイン smartpqi がバージョン 70.4000.0.100-5 にアップデートされ、不足していた複数のデバイス ID が含まれるようになりました。

                  ESXi-7.0U1sc-17325020-standard
                  プロファイル名 ESXi-7.0U1sc-17325020-standard
                  ビルド ビルドの詳細については、「本リリースに含まれるパッチ」を参照してください。
                  ベンダー VMware, Inc.
                  リリース日 2020 年 12 月 17 日
                  許容レベル PartnerSupported
                  影響を受けるハードウェア 該当なし
                  影響を受けるソフトウェア 該当なし
                  影響のある VIB
                  • VMware_bootbank_crx_7.0.1-0.20.17325020
                  • VMware_bootbank_esx-xserver_7.0.1-0.20.17325020
                  • VMware_bootbank_esx-base_7.0.1-0.20.17325020
                  • VMware_bootbank_esx-dvfilter-generic-fastpath_7.0.1-0.20.17325020
                  • VMware_bootbank_native-misc-drivers_7.0.1-0.20.17325020
                  • VMware_bootbank_vsan_7.0.1-0.20.17325020
                  • VMware_bootbank_vsanhealth_7.0.1-0.20.17325020
                  • VMware_bootbank_gc_7.0.1-0.20.17325020
                  • VMware_bootbank_cpu-microcode_7.0.1-0.20.17325020
                  • VMware_bootbank_vdfs_7.0.1-0.20.17325020
                  • VMware_bootbank_esx-update_7.0.1-0.20.17325020
                  • VMware_bootbank_loadesx_7.0.1-0.20.17325020
                  • VMW_bootbank_vmkata_0.1-1vmw.701.0.20.17325020
                  • VMW_bootbank_nvmerdma_1.0.1.2-1vmw.701.0.20.17325020
                  • VMW_bootbank_vmkfcoe_1.0.0.2-1vmw.701.0.20.17325020
                  • VMW_bootbank_vmkusb_0.1-1vmw.701.0.20.17325020
                  修正されたパッチ リリース 2661006、2671485、2636149
                  関連する CVE 番号 CVE-2020-3999
                  • このパッチでは、以下の問題がアップデートされています。
                    • ESXi 7.0 Update 1c では、GuestInfo 変数の不適切な入力検証によるサービス拒否の脆弱性に対応しています。通常のユーザー権限を持つ悪意のあるアクターが、仮想マシンにアクセスして仮想マシンの VMX プロセスで障害を発生させることで、サービス拒否状態を引き起こすことが可能です。Common Vulnerabilities and Exposures プロジェクト (cve.mitre.org) では、この問題に CVE-2020-3999 という識別子を割り当てています。詳細については、VMSA-2020-0029 を参照してください。

                    • SQLite データベースはバージョン 3.33.0 にアップデートされました。

                    • ESXi userworld OpenSSL ライブラリはバージョン openssl-1.0.2w にアップデートされました。

                    • OpenSSH バージョンが 8.3p1 にアップデートされています。

                    • NTP デーモンがバージョン ntp-4.2.8p15 にアップデートされました。

                    • ESXi userworld libcurl ライブラリはバージョン 7.72.0 にアップデートされました。

                    • 次の VMware Tools ISO イメージが ESXi 7.0 Update 1c にバンドルされます。

                      • windows.iso:VMware Tools 11.1.5 は Windows 7 SP1 または Windows Server 2008 R2 SP1 以降をサポートします。
                      • linux.iso:Linux OS、glibc 2.5 以降用の VMware Tools 10.3.22 ISO イメージ。

                      次の VMware Tools の ISO イメージをダウンロードできます。

                      • VMware Tools 10.0.12:
                        • winPreVista.iso:Windows 2000、Windows XP、Windows 2003 用。
                        • linuxPreGLibc25.iso:glibc のバージョンが 2.5 より古い Linux OS 用。
                           
                      • VMware Tools 11.0.6
                        • windows.iso:Windows Vista (SP2) および Windows Server 2008 Service Pack 2 (SP2) 用。
                      • solaris.iso:VMware Tools イメージ (Solaris)。
                      • darwin.iso:VMware Tools イメージ (OSX)。

                      ESXi にバンドルされていない、特定のプラットフォーム用の VMware Tools をダウンロードする場合は、次のドキュメントに記載されている手順に従ってください。

                  ESXi-7.0U1sc-17325020-no-tools
                  プロファイル名 ESXi-7.0U1sc-17325020-no-tools
                  ビルド ビルドの詳細については、「本リリースに含まれるパッチ」を参照してください。
                  ベンダー VMware, Inc.
                  リリース日 2020 年 12 月 17 日
                  許容レベル PartnerSupported
                  影響を受けるハードウェア 該当なし
                  影響を受けるソフトウェア 該当なし
                  影響のある VIB
                  • VMware_bootbank_crx_7.0.1-0.20.17325020
                  • VMware_bootbank_esx-xserver_7.0.1-0.20.17325020
                  • VMware_bootbank_esx-base_7.0.1-0.20.17325020
                  • VMware_bootbank_esx-dvfilter-generic-fastpath_7.0.1-0.20.17325020
                  • VMware_bootbank_native-misc-drivers_7.0.1-0.20.17325020
                  • VMware_bootbank_vsan_7.0.1-0.20.17325020
                  • VMware_bootbank_vsanhealth_7.0.1-0.20.17325020
                  • VMware_bootbank_gc_7.0.1-0.20.17325020
                  • VMware_bootbank_cpu-microcode_7.0.1-0.20.17325020
                  • VMware_bootbank_vdfs_7.0.1-0.20.17325020
                  • VMware_bootbank_esx-update_7.0.1-0.20.17325020
                  • VMware_bootbank_loadesx_7.0.1-0.20.17325020
                  • VMW_bootbank_vmkata_0.1-1vmw.701.0.20.17325020
                  • VMW_bootbank_nvmerdma_1.0.1.2-1vmw.701.0.20.17325020
                  • VMW_bootbank_vmkfcoe_1.0.0.2-1vmw.701.0.20.17325020
                  • VMW_bootbank_vmkusb_0.1-1vmw.701.0.20.17325020
                  修正されたパッチ リリース 2661006、2671485、2636149
                  関連する CVE 番号 CVE-2020-3999
                  • このパッチでは、以下の問題がアップデートされています。
                    • ESXi 7.0 Update 1c では、GuestInfo 変数の不適切な入力検証によるサービス拒否の脆弱性に対応しています。通常のユーザー権限を持つ悪意のあるアクターが、仮想マシンにアクセスして仮想マシンの VMX プロセスで障害を発生させることで、サービス拒否状態を引き起こすことが可能です。Common Vulnerabilities and Exposures プロジェクト (cve.mitre.org) では、この問題に CVE-2020-3999 という識別子を割り当てています。詳細については、VMSA-2020-0029 を参照してください。

                    • SQLite データベースはバージョン 3.33.0 にアップデートされました。

                    • ESXi userworld OpenSSL ライブラリはバージョン openssl-1.0.2w にアップデートされました。

                    • OpenSSH バージョンが 8.3p1 にアップデートされています。

                    • NTP デーモンがバージョン ntp-4.2.8p15 にアップデートされました。

                    • ESXi userworld libcurl ライブラリはバージョン 7.72.0 にアップデートされました。

                    • 次の VMware Tools ISO イメージが ESXi 7.0 Update 1c にバンドルされます。

                      • windows.iso:VMware Tools 11.1.5 は Windows 7 SP1 または Windows Server 2008 R2 SP1 以降をサポートします。
                      • linux.iso:Linux OS、glibc 2.5 以降用の VMware Tools 10.3.22 ISO イメージ。

                      次の VMware Tools の ISO イメージをダウンロードできます。

                      • VMware Tools 10.0.12:
                        • winPreVista.iso:Windows 2000、Windows XP、Windows 2003 用。
                        • linuxPreGLibc25.iso:glibc のバージョンが 2.5 より古い Linux OS 用。
                           
                      • VMware Tools 11.0.6
                        • windows.iso:Windows Vista (SP2) および Windows Server 2008 Service Pack 2 (SP2) 用。
                      • solaris.iso:VMware Tools イメージ (Solaris)。
                      • darwin.iso:VMware Tools イメージ (OSX)。

                      ESXi にバンドルされていない、特定のプラットフォーム用の VMware Tools をダウンロードする場合は、次のドキュメントに記載されている手順に従ってください。

                  ESXi イメージ - ESXi70U1c-17325551
                  名前 ESXi
                  バージョン 7.0 U1c-17325551
                  リリース日 2020 年 12 月 17 日
                  カテゴリ 機能拡張
                  影響を受けるコンポーネント
                  • ESXi
                  • ESXi のインストール/アップグレード コンポーネント
                  • VMware ATA ストレージ コントローラ ドライバ
                  • HPE スマート アレイ コントローラ ドライバ
                  • VMware USB ドライバ
                  • Microsemi ストレージ ソリューション スマート アレイ コントローラ ドライバ
                  修正されたパッチ リリース  2656093、2652863、2653874、2643508、2644189、2652344、2661064、2667291、2662512、2644221、2662606、2661153、2655181、2657411、2675442、2657649、2662558、2661818、2664084、2625155、2658647、2659015、2654686、2664278、2676632、2647557、2647557、2628899、2663717、2633194、2661808、2670891、2665031、2644003、2664045、2655992、2661584
                  関連する CVE 番号 CVE-2020-3999
                    ESXi イメージ - ESXi7.0U1sc-17325020
                    名前 ESXi
                    バージョン 7.0 U1sc-17325020
                    リリース日 2020 年 12 月 17 日
                    カテゴリ 機能拡張
                    影響を受けるコンポーネント
                    • ESXi
                    • ESXi のインストール/アップグレード コンポーネント
                    • VMware ATA ストレージ コントローラ ドライバ
                    • VMware NVMe over Fabric - RDMA ドライバ
                    • VMware ネイティブ ソフトウェア FCoE ドライバ
                    • VMware USB ドライバ
                    修正されたパッチ リリース  2661006、2671485、2636149
                    関連する CVE 番号 CVE-2020-3999

                      既知の問題

                      既知の問題には、次のトピックが含まれます。

                      アップグレードの問題
                      • ESXCLI を使用して ESXi 6.5.x および 6.7.0 から 7.x にアップグレードすると、容量の制限のために失敗することがある

                        esxcli software profile update または esxcli software profile install ESXCLI コマンドを使用して ESXi 6.5x および 6.7.0 から 7.x にアップグレードすると、ESXi 起動バンクのサイズがイメージ プロファイルのサイズよりも小さいために失敗することがあります。ESXi Shell または PowerCLI シェルに、次のようなエラーが表示されます。
                         [InstallationError]  
                        The pending transaction requires 244 MB free space, however the maximum supported size is 239 MB.  
                        詳細についてはログ ファイルを参照してください。

                        この問題は、esxcli software vib update または esxcli software vib install ESXCLI コマンドを使用して、ESXi ホストのアップグレードを実行した場合にも発生します。

                        回避策:次の 2 つの手順でアップグレードを実行できます。1 つは、esxcli software profile update コマンドを使用して ESXi ホストを ESXi 6.7 Update 1 以降に更新してから、7.0 Update 1c にアップデートする方法です。もう 1 つは、ISO イメージと vSphere Lifecycle Manager を使用してアップグレードを実行する方法です。

                      その他の問題
                      • 複数の名前空間がある NVMe デバイスで vSAN セキュア ディスク ワイプがサポートされない

                        NVME デバイスに複数の名前空間が構成されていると、vSAN セキュア ディスク ワイプ操作がサポートされません。
                        VMware Tanzu Architecture for Dell EMC VxRail や Google Cloud Platform などで、セキュア ワイプ操作の進行中に新しい名前空間を構成すると、新しく追加された名前空間のデータが消去されることがあります。そのため、vSAN セキュア ディスク ワイプ操作は、NVME デバイスに 1 つの名前空間が構成されている場合にのみサポートされます。

                        回避策:なし

                      以前のバージョンからの既知の問題

                      以前からの既知の問題のリストを表示するには、ここをクリックします。

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