vSphere with Tanzu のインストール後に NSX-T の管理証明書、サムプリント、または IP アドレスが変更された場合は、WCP サービスを再起動する必要があります。

NSX-T 証明書が変更された場合の vSphere with Tanzu サービスの再起動

現在 vSphere with Tanzu では、NSX-T の証明書、サムプリント、または IP アドレスが変更された場合、WCP サービスを再起動して変更を有効にする必要があります。サービスを再起動せずに変更が発生した場合、vSphere with Tanzu と NSX-T 間の通信が失敗し、NCP が CrashLoopBackoff ステージに切り替わったり、スーパーバイザー クラスタ リソースがデプロイ不可になったりするなど特定の症状が発生する可能性があります。

WCP サービスを再起動するには、 vmon-cli を使用します。
  1. vCenter Server に SSH 接続し、root ユーザーとしてログインします。
  2. shell コマンドを実行します。
  3. vmon-cli -h コマンドを実行して、使用する構文とオプションを表示します。
  4. vmon-cli -l コマンドを実行して、wcp プロセスを表示します。

    リストの一番下に wcp サービスが表示されます。

  5. vmon-cli --restart wcp コマンドを実行し、wcp サービスを再起動します。

    Completed Restart service request というメッセージが表示されます。

  6. vmon-cli -s wcp コマンドを実行し、wcp サービスが開始されていることを確認します。
    例:
    root@localhost [ ~ ]# vmon-cli -s wcp
    Name: wcp
    Starttype: AUTOMATIC
    RunState: STARTED
    RunAsUser: root
    CurrentRunStateDuration(ms): 22158
    HealthState: HEALTHY
    FailStop: N/A
    MainProcessId: 34372