vSphere with Tanzu は、NSX Advanced Load Balancer(別名、Avi Load Balancer Essentials エディションおよび Enterprise エディション)をサポートしています。vSphere with Tanzu 環境に NSX Advanced Load Balancer 20.1.7 をインストールして構成できるのは、スーパーバイザー クラスタ に vSphere Distributed Switch (VDS) ネットワークを使用している場合のみです。
ロード バランサと Tanzu Kubernetes クラスタの連携方法
NSX Advanced Load Balancer は、Tanzu Kubernetes Grid サービス によってプロビジョニングされた Tanzu Kubernetes クラスタに対して、動的スケーリング ロード バランシング エンドポイントを提供します。Avi Controller 仮想マシンをインストールして構成します。コントローラを構成すると、ロード バランシング エンドポイントが自動的にプロビジョニングされます。たとえば、Tanzu Kubernetes クラスタをプロビジョニングすると、コントローラは仮想サービスを作成し、サービスをホストするサービス エンジン仮想マシンをデプロイします。この仮想サービスは、Kubernetes 制御プレーンにロード バランシングを提供します。
そのクラスタにタイプがロード バランサの Kubernetes サービスを作成すると、コントローラは自動的に仮想サービスを作成し、サービス エンジンにデプロイします。最初のサービス エンジンは、最初の仮想サービスが構成された後にのみ作成されます。以降に構成された仮想サービスは、既存のサービス エンジンを使用します。サービス エンジン仮想マシンに複数の仮想サービスをデプロイできます。
vSphere ネットワークと NSX Advanced Load Balancer を使用する スーパーバイザー クラスタ のワークフロー
この図では、vSphere ネットワークと vSphere with Tanzu 用 NSX Advanced Load Balancer を構成するためのワークフローを示します。