vSAN ホストの [物理 NIC 負荷に基づいたルート] ポリシーを使用すると、アクティブ/アクティブの基本的な NIC チーミングを構成できます。vSphere Distributed Switch (vDS) を使用します。
この例の場合、vDS で各ホストに 2 つのアップリンクが構成される必要があります。分散ポート グループが vSAN トラフィック用に指定され、特定の VLAN に隔離されています。vDS でジャンボ フレームが有効になっており、MTU 値が 9,000 に設定されています。
次のように、vSAN トラフィックの分散ポート グループにチーミングとフェイルオーバーを設定します。
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ロード バランシング ポリシーに [物理 NIC 負荷に基づいたルート] を設定します。
- ネットワーク障害の検出を [リンク ステータスのみ] に設定します。
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スイッチへの通知を [はい] に設定します。
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フェイルバックを [いいえ] に設定します。フェイルバックを [はい] に設定できますが、この例では設定しません。
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両方のアップリンクが [アクティブ アップリンク] の位置にあることを確認します。
ネットワーク アップリンクの冗長性の消失
リンクダウン状態が検出されると、ワークロードのアップリンクが切り替わります。vSAN クラスタと仮想マシンのワークロードに対して大きな影響はありません。
リカバリとフェイルバック
[フェイルバック] を [いいえ] に設定すると、トラフィックは元の vmnic に戻りません。[フェイルバック] を [はい] に設定すると、リカバリ時にトラフィックが元の vmnic に戻ります。
ロード バランシング
VMkernel NIC が 1 つしかないため、[ 物理 NIC 負荷に基づいたルート] を使用してもパフォーマンスは向上しません。
使用される物理 NIC は常に 1 つだけです。他の物理 NIC はアイドル状態になります。