LACP を使用すると、複数のネットワーク接続を結合または集約できます。
LACP が [アクティブ] または [動的] モードの場合、物理スイッチは ESXi ホストなどのネットワーク デバイスに LACP メッセージを送信し、リンク集約グループ (LAG) 作成のネゴシエーションを行います。
vSphere Standard Switch (および 5.5 以前の vSphere Distributed Switch)を使用してホストのリンク集約を設定するには、物理スイッチで静的チャネル グループを設定します。詳細については、ベンダーのドキュメントを参照してください。
動的リンク集約の長所と短所
動的リンク集約の使用にはトレードオフがあります。
[長所]
[パフォーマンスとバンド幅が向上します]。1 つの vSAN ホストまたは VMkernel ポートは、さまざまなロード バランシング オプションを使用して、他の多くの vSAN ホストと通信できます。
[ネットワーク アダプタの冗長性を提供します]。NIC で障害が発生し、リンク状態が停止すると、チーム内の残りの NIC は引き続きトラフィックを通過させます。
[トラフィック バランシングが向上します]。障害発生後のトラフィックのバランシングには、自動または高速があります。
[短所]
[柔軟性に劣ります]。物理スイッチ構成で、ポート チャネル構成に物理スイッチ ポートを設定する必要があります。
[より複雑になります]。複数のスイッチを使用して、物理的に完全な冗長性構成を実現するのは容易ではありません。ベンダー固有の実装は、よりいっそう複雑なものになります。