vSAN 7.0 Update 2 以降では、リモート ダイレクト メモリ アクセス (RDMA) 通信がサポートされます。

RDMA を使用すると、一方のコンピュータのメモリからもう一方のコンピュータのメモリに、オペレーティング システムや CPU を介さずに直接アクセスすることができます。メモリの転送は、RDMA 対応のホスト チャネル アダプタ (HCA) にオフロードされます。

vSAN は、RoCE v2 プロトコルをサポートします。RoCE v2 を使用するには、ロスレス操作用に構成されているネットワークが必要です。

vSAN ホストには、VMware 互換性ガイドの vSAN セクションに記載されている RDMA 対応の vSAN 認定 NIC が必要です。接続の各端で同じベンダーの同じモデル ネットワーク アダプタを使用します。
注: vSphere RDMA は、ストレッチ クラスタまたは 2 ノード vSAN クラスタではサポートされていません。

クラスタ内のすべてのホストが RDMA をサポートしている必要があります。ホストに RDMA サポートがないと、vSAN クラスタ全体が TCP に切り替わります。

vSAN で RDMA を使用する場合、NIC フェイルオーバーはサポートされますが、LACP または IP ハッシュベースの NIC チーミングはサポートされません。